もんじゅ 監視装置再び不具合
K10043273911_1005100010_1005100011
最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

もんじゅ 監視装置再び不具合

5月9日 22時39分

今月6日に運転を再開した福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」で、燃料の破損を監視する装置にまた不具合が見つかりました。日本原子力研究開発機構は、ほかにも別の方法で監視する装置があり、安全や運転に影響はないとしています。

不具合が見つかったのは、「もんじゅ」で核燃料に微小な穴が開いたり、破損したりしたことを放射線の値の変化で監視している装置です。運転を再開した翌日の今月7日、3台あるうちの1台が故障し、使用を中止しましたが、9日午後6時半ごろになって、残る2台のうちの1台の装置で放射線の値に上昇傾向がみられたということです。「もんじゅ」では、原子炉内の中性子の値などほかの方法でも核燃料の破損を監視しており、これらに異常がみられないことから、日本原子力研究開発機構は燃料に破損はなく装置の不具合とみています。原子力機構では、安全や運転に影響はないとしていますが、同じ装置で不具合が続いているため、早急に原因を調べるとともに、今月16日に試験の一環で原子炉を止めることから、その際に詳しく点検することにしています。