6日に運転を再開したばかりの福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で、計器などのトラブルが10回に達しました。

 「もんじゅ」には、燃料棒に異常があると鳴る警報装置が3つあります。これまでに、このうち2つが断続的に鳴りました。しかし、「もんじゅ」を運転する原子力研究開発機構は、燃料棒に異常はなく、いずれも警報装置の不具合だとして原子炉の運転を続けていて、16日に炉を止めて行う定期点検でチェックするとしています。一方、9日の夜遅くには排水の水素イオン濃度が規定を超えるなど、トラブルはすでに10回に達しています。原子力研究開発機構は、「安全性や運転への影響はない」としています。

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