韓国の女優、チェ・ジンシルさんが08年に自殺したのに続き、実弟のチェ・ジニョンさんも3月に自殺。これをきっかけに韓国では自殺ブームが起きているという。写真はチェ・ジンシルさんが出演したテレビドラマ「私の生涯最後のスキャンダル」のポスター。

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自殺率は世界最多、1か月の自殺者1700人以上―韓国
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2010年4月19日、韓国の国民的女優、チェ・ジンシルさんが08年に自殺したのに続き、実弟のチェ・ジニョンさんも今年3月に姉と同じ方法で自ら命を絶った。これをきっかけに韓国では自殺ブームが起きているという。国際在線が伝えた。

記事によれば、直近の1か月で自ら命を絶った人の数は1700人以上。18日付米紙ワシントン・ポストは「韓国の自殺率は世界一となった」と報じた。韓国では1日平均35人が自殺しており、自殺率は先進工業国の中で最も高い。08年の韓国の自殺率は米国の2.5倍、「自殺大国」と呼ばれる日本とほぼ同じ水準に達している。

韓国の自殺率はかつて、先進工業国の中で最も低かった。だが、社会の近代化が韓国人に抱えきれない負荷を与えたようだ。仕事量が多くなるに従って睡眠時間は減少。厳しい競争社会を反映するかのように、1人当たりの習い事にかける費用は先進工業国29か国中、最も高い。

09年に投身自殺したノ・ムヒョン前大統領は遺書に「ずっと大変だった…」と綴っている。パリで活躍していた20歳の韓国人トップモデル、キム・ダウルさんは自殺前、ブログで「仕事が大変で頭が狂いそう。手に入れるものが増えるほど、孤独になっていく気がする」と告白している。

こうした状況を受け、韓国では精神科を設ける病院が増えている。うつ病による自殺を食い止めるためだ。だが、心の病に対する偏見が根強いため、専門医の助けを求めることを拒む人も多いという。韓国政府の統計によると、20〜30代の自殺はインターネットの影響が最も多く、著名人の自殺に連鎖反応が起きやすい。チェ・ジンシルさんの死後、自殺率は70%も上昇したという。(翻訳・編集/NN)
2010-04-21 19:35:32 配信

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