「オードリー」ら人気のお笑い芸人たちが、意外な一面を披露するライブイベント「LIVE 潜在異色(せんざいいしき) 特別版 SUIDOBASHI 秘宝館」が6日、「JCBホール」(東京都文京区)で開かれ、約2000人の観客が詰めかけた。ライブ終了後に行われた会見には、「南海キャンディーズ」の山里亮太さんと「オードリー」の春日俊彰さん、若林正恭さんら出演者が登場。山里さんは「最初は80人から始まったので、2000人のお客さんが来てくれたのは感極まるものがあります。この世界で生きていく自信がつきました」と満足げに語った。
「潜在異色」は、南海キャンディーズの山里亮太さんとアンガールズの田中卓志さんが、「芸人の内面に潜在的にある異なった色を見せるライブ」として08年4月から開いている。山里さんと若林さんのユニット「たりないふたり」によるしゃべくり漫才や、「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんのお色気漫談など、他では見られない異色のネタを披露するのが特徴で、今年1月からは日本テレビ深夜に放送され、深夜帯としては異例の視聴率5%の人気だった。DVD(全3巻、各2940円)も28日に発売される。
ライブは、6日が午後6時半、7日が午後3時、午後7時開演の全3回。6日の公演では、「たりないふたり」の漫才や、事前に予想した突っ込みを言わせるためのボケを考える「ツッコミプロファイリング」などの人気コーナーに加え、田中さんが脚本を手がけた25分に及ぶロングコントなども披露された。
若林さんは「2000人の前で漫才をするのは初めてだったのでうれしかった。特別ユニットのオードリーの方も頑張りたい」とジョークを飛ばした。一方、春日さんのためだけに約130万円の舞台装置が用意されたが、伊達さんは「おれたちが必死に深夜3時までけいこしていたのに、春日は福岡のキャバ嬢にメールしていた。福岡で仕事がほしいと言っていた」と暴露。7日午後3時の公演は当日券(4500円)が発売中。午後7時の公演は、TOHOシネマズ六本木ほか全国のTOHOシネマズ11館で生中継される。チケットは全席指定で1800円。(毎日新聞デジタル)
2010年5月7日