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【名言か迷言か】生きていた鳩山首相に強い味方が登場 (2/3ページ)
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民主党内からは、「普天間問題は、誰が取り組んでも難しい。鳩山首相だけのせいではない」という首相擁護論も聞こえてくる。だが、いったん自民党政権下で日米合意に達した移設先をひっくり返して、県外移設への期待感を首相自らあおってきただけに、言い訳に聞こえる。
それでも、鳩山首相は強気だ。5月6日には、記者団に対して、自ら約束した5月決着という期限について、こう言った。
「5月末までに決めますと申し上げているんですから、それを変えるつもりはまったくありません」
並大抵の神経ではない。誰が取り組んでも難しい局面で、決着期限である5月末まで残り1カ月を切ったというのに、それでもこう言い張る強靭(きょうじん)な心を持っている。
まったく理解不能ではあるけれど、他の人には見えない何らかの着地点に向かって、本人だけは絶対の確信を持って突っ走っている。頼もしいかぎりである。
この鳩山首相に最近、強い味方が現れた。民主党の山岡賢次国対委員長である。山岡氏は6日、民主党本部で開かれた党全国女性議員ネットワーク会議の総会でこう言った。
「普天間っていうのは何か、雲の上のお話のような話で、子ども手当は自分たちの生活の話」
普天間問題や「政治とカネ」の問題は、直接国民の生活には影響せず、むしろ子ども手当などの課題の方がずっと影響があるという趣旨だったようで、この発言に激しく抗議したのが、出席していた沖縄県糸満市の伊敷郁子市議。