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【名言か迷言か】生きていた鳩山首相に強い味方が登場 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:名言か迷言か
鳩山由紀夫首相「全国から、この研修会にお運びをくださいましたすべてのみなさん、こんにちは」
会場「こんにちは」
鳩山首相「ちゃんと生きてますからね」
会場「(笑)」
鳩山首相は生きていた。5月6日に東京都内のホテルで開かれた民主党の地方自治体議員フォーラム全国研修会で、鳩山首相はこんなふうにあいさつして、健在ぶりをアピールした。
もちろん、健在なのは当たり前。これは場をなごませるためのジョークであって、健在であることは、言われなくても皆分かっている。ただ、わざわざ「生きてます」というジョークを飛ばさなければならなかったあたりに、首相の苦悩が感じられる。米軍普天間飛行場移設問題で、鳩山首相はそこまで追い込まれているということでもある。
実際、普天間問題で鳩山首相は八方ふさがりだ。移設先について、「最低でも県外」と言ってきた鳩山首相は5月4日の沖縄県訪問で、ついに全面的な県外移設をあきらめて県内移設の方針を示した。もともと県外移設は米軍の反対などもあって困難だと言われていた。また、鹿児島県・徳之島など沖縄県外の移転候補地でも反対運動が盛り上がっている。この期に及んで鳩山首相は、周囲の人々がとっくに気づいていた県外移設の難しさについて、周回遅れでようやく気がついたわけだ。