2002/07/02
[やまのい和則メールマガジン 第286号]
。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第286号(2002/07/02) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。 国会は延長され、あと残すところ1ヶ月。 振り返れば、鈴木宗男議員疑惑で大混乱した国会。 しかし、政治とカネの問題にメスを入れられない自民党。 日本の国は、 いつまでこのような利益誘導の金権政治を続けるのか? 国会の審議には不熱心で、地元への公共事業の誘致と 企業献金集めに奔走している「宗男型政治家」が、 いかに国会に多いことか。 次の衆議院選挙でも、 有権者が「地元に公共事業を誘致してくれる国会議員」を 第一に考えるならば、日本の政治の再生はない。 政権交代が必要である。 その政権交代の受け皿となる民主党では、 9月の中旬に代表選挙が行われる。 鳩山代表の続投か、菅さんか。あるいは、若手の出馬か? 私としては、7月中は、国会審議が最優先の考えている。 国会審議があるのに、民主党の代表選挙に力を入れれば、 「民主党はこの国難の時に、何をお家騒動をしているのか?」 と、マスコミから叩かれ、国民の信を失うからだ。 しかし、次の首相を選ぶつもりで、 民主党の代表選挙も重要であることは確かだ。 また、民主党京都府連では、6月29日(土)に来年4月の 統一自治体選挙の第一次公認候補者を発表しました。 私の地元である京都南部では、14市町村があり、 20数人の民主党公認・推薦の候補者を擁立します。 あと10ヶ月、この20数人の府市町会議員さんの当選のために、 国会以外の地元にいる時間は寸陰を惜しんで働くことになります。 これから来年4月までの土日は、 いくつもの府市町会議員さんの集会があります。 国会議員にとって選挙とは、自分の選挙は4年に一度ですが、 お世話になっている自治体議員さんや市長、町長さんの選挙は、 毎年あります。 選挙はなかなか大変ですが、やはり、民主主義ですから、 自分たちの政策に近い議員さんを増やすことは非常に重要です。 こんな調子ですから、国会議員も一歩間違うと政策には弱いが、 「選挙のプロ」になりがちです。 私はしっかり両立させたいと思います。 ■6月28日(金) ・午前8時から民主党の医療チームの勉強会。 社会保険・労災病院について厚生労働省の担当者の話を聞く。 ・午前9時半から午後3時半まで、法務委員会を傍聴。 心神喪失医療観察法案。 ◆先日のメールマガジンでも述べたが、重要な法案なのに、 森山真弓法務大臣、坂口厚生労働大臣の答弁がいい加減だ。 精神障害者の問題は、 政治家でも関心を持っている議員が少ない。 政治家とすれば、票になるどころか、 票を減らしかねないテーマである。 しかし、精神障害者は、厳しい偏見にさらされ苦しんでいる。 300万人を越える精神障害者。特異な問題でなく、 誰もが当事者になりうる問題。 しかし、日本の精神医療の貧しさは目をおおうばかりだ。 現場で頑張っておられる方々も多いが、 政策や政府の取り組みが貧しすぎる。 今回の法案により、病気が治った患者さんでも、 一歩間違えば、長期入院させられ、 さらに、人生ずっと病院に閉じ込められる危険性がある。 病気が治らない間は、入院するのが当然である。 しかし、病気が治ったと判断されても、 「再犯のおそれがある」と判断されれば、退院できない。 しかし、「再犯のおそれがある」と、 誰が正確に判断できるのか、 逆に、「再犯のおそれはない!」と誰が言い切れるのか? 必要十分な良質な医療をどうやって提供するのか? 重いテーマだが、政治の大きな使命のひとつは、 差別をなくすことである。 精神障害者が必要な良い医療を受けられるように、 医療や福祉を早急に整備する必要がある。 その努力を怠り、 安易に精神障害者を病院に隔離する政策だけでは、 何ら根本的な解決にならない。 7月5日(金)は、この重要なテーマについて、 森山法務大臣と坂口厚生労働大臣に論戦を挑む予定。 特に、森山大臣とは初の論戦になる。 十分に準備をして挑みたい。 ・28日の晩は京都に戻り、市会議員選挙の打ち合わせ。 ■6月29日(土) ・午後から、部落解放京都府企業連合会の定期大会に 前原・松井両議員と共に出席。 いろんな話を聞き、不況の深刻さを痛感。 ・その後、民主党京都府連で常任幹事会。 来年4月の選挙の公認候補者を決定。 ・その後、統一自治体選挙について、 ・夕方も晩も会合。 ■6月30日(日) ・午前も統一自治体選挙の打ち合わせ。 ・午後は、先日のメールマガジンでもお知らせしましたように 午後1時から木津町で午後3時半から八幡市で 「山井和則と語る会」。 それぞれ70名、30名の方がお越し下さった。 さる6月21日の 小泉首相への質問のビデオを見てもらいながら、議論。 ビデオを見てもらいながらの国政報告で、 「わかりやすい」と好評であった。 DV被害を受けておられる方の話も聞き、 DV問題の深刻さを痛感。 ・夜は、また、統一自治体選挙についての会合。 ■7月1日(月) ・午前6時45分から8時10分まで近鉄大久保駅で街頭演説。 スタッフの宮地君、伊藤伸君、ボランティアの山雄君が チラシをまいてくれる。1995年11月9日に、 初めて私が街頭演説を始めた思い出の駅がこの大久保駅。 ・京都事務所で会議。 ・その後、京田辺市役所を訪問。 ・そして、新幹線で東京へ。 ・午後4時から6時半まで、 厚生労働省の介護給付費分科会を傍聴。 詳しくは後日、報告しますが、介護報酬の骨格の変更が決定。 ・午後7時に国会事務所に帰り、 救急医療、精神医療についての打ち合わせや、 民主党代表選挙について取材を受ける。 私の住む京都南部では、工場の大幅縮小などもあり、 失業率が高く、自殺者も増えている。 病苦ではなく、経営難や生活苦を原因とした自殺が多い。 政治家として非常に責任を感じている。 ◆国会では相も変らず、小泉首相と抵抗勢力の対立。 そして、妥協。改革は一向に進まない。 「政治改革なくして、構造改革なし」。 これは田中真紀子さんの言葉。 同時に、「政権交代なくして、景気回復なし」である。 福祉、医療という私の専門分野のこと、 来年の統一自治体選挙のことも考えながら、 しかし、最も大事なのは政権交代であると改めて感じている。 合掌 やまのい和則 拝 ■追伸 来たる7月6日(土) 下記のようなシンポジウムを行います。 私も司会を務めさせて頂きます。 私は「高齢社会をよくする女性の会 京都」 の当初から13年間のメンバーなのです。 介護問題を女性だけに任せるのは無責任だと思い、 13年前、私が最初のスウェーデン留学から帰国し、 27歳の時に入会しました。 「男性ですけど、入会していいですか?」 と申し込むのには少し勇気がいりましたが。 とてもよいシンポジウムで、180人の会場を満員にしたいので、 どうかふるってご参加ください! ■<ご案内>シンポジウム■ 「私たちは選べるか〜高齢者にとっての良い医療とケア〜」 http://www.yamanoi.net/kai/02/020706.htm 高齢者の福祉や医療の制度がいま変わろうとしています。 これからは、私たちが選んでいく時代といわれていますが、 医療のシステムは私たちにとって、 最もわかりにくいところです。 何が変わって、何が変わらないのか? 私たちに本当にいい医療とは? そして、いい医療を私たち自身が選べるのか? 日頃の疑問を明らかにするためにシンポジウムを開きます。 この機会をお見逃しなく、是非お誘い合わせご参加ください。 ■と き 2002年7月6日(土)午後1時半〜4時半 ■ところ ハートピア京都 3階(京都府立総合福祉会館) 京都市中京区烏丸通丸太町下る ■交 通 京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車5番出口 (地下鉄連絡通路にて会館と連結) 市バス、京都バス「烏丸丸太町」下車すぐ ■参加費 一般 700円 (予約不要) ■内容 (1)基調講演1 「医療の原点を見つめて 〜有吉病院がめざすもの」 講師 有吉通泰(有吉病院理事長・院長) 福岡で老人医療に取り組んでおられ、 "床擦れゼロ"に取り組み、約2年で目標をほぼ達成された。 また「抑制廃止福岡宣言」でも知られている。 入院患者の願いを入れて県外への旅行や、院内での畑作等、 「高齢者にとっての良い医療とケア」を 率先実施しておられる。 (2)基調講演2 「介護家族が求める医療とケア」 講師 三宅貴夫(社団法人「呆け老人をかかえる家族の会」 副代表理事、上京病院内科医師) 20年以上前から京都市内で訪問診療に従事。 老年痴呆の問題に社会が全く無理解であった昭和50年代から、 「呆け老人をかかえる家族の会」を立ち上げ、 社団法人にまで組織化された。 再来年には英国に本部をおく 「国際アルツハイマー病協会」の第20回国際会議を 京都で開催される事務局長。 (3)ディスカッション コーディネーター 山井和則 ■問い合わせ 「高齢社会をよくする女性の会・京都」事務局 616-8002京都市右京区竜安寺衣笠下町29 TEL075-495-1072 FAX075-463-6637 ■主催 高齢社会をよくする女性の会・京都 ■メルマガ送信先募集中! 一人でも多くの方に私のメルマガを読んで頂き、政治と 福祉を変える輪を広げたいと願っています。 お知り合いをご紹介下さい。 メールアドレスを、「メルマガ福祉 希望」と書いて kyoto@yamanoi.net まで送って下されば、こちらで新規登録 させて頂きします。 ●民主党メールマガジン 市民を主役とした政治への真の改革をめざす民主党の素顔をお伝 えします。ぜひご愛読ください! ☆配信申込ページ http://www.dpj.or.jp/apply/dmail_form.php3 ☆発行周期 毎週1回・水曜日発行 ☆購読料 無料 ================================================== なお、山井和則について詳しくは、下記ホームページをごらんく ださい。 ☆やまのい和則のホームページ(こちらが入り口です) http://www.yamanoi.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆ (2002/07/02 読者数 2281) ご意見・ご質問・ご感想はこちら: yamanoi@yamanoi.net ------------------------------------------------- メールマガジンの原稿を転載し、福祉を良くする運動の輪を広 げて頂くことは、大歓迎ですが、必要な場合はご一報頂ければ幸 いです。 Copyright(C)2000 Yamanoi Kazunori All rights reserved. ================================================= このマガジンは 『まぐまぐ(http://www.mag2.com/)』 (ID 0000027832)を利用して発行しています。 ☆当方での配信の登録,変更は行っておりません。 ☆配信先の変更は,下記ページにて、現アドレスを削除後, 新アドレスで再登録ください(中止も出来ます)。 http://www.kaijo.com/ ☆配信停止は、「福祉マガジン中止」と書いて、 kyoto@yamanoi.net までご返送ください。 =================================================-