2002/03/16
[やまのい和則メールマガジン 第247号]
。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第247号(2002/03/16) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。 ☆〃。☆ メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。 前半は、政治や福祉の話とは少し違いますが、お許しください。 ■いま列車の中でパソコンを打っています。 少しミーハーですが、私はいま興奮しています。というのは、 5分前に憧れの小出義雄監督と会い、サインをもらったからです。 今も私の乗っている車両の3列前に座っておられます。 小出監督とは、他でもないマラソンの金メダリスト・高橋尚子さんの 育ての親です。 先週、私は、小出監督の著書「君ならできる」(幻冬舎)を読んで、 感涙にむせんだところでした。 小出監督は高橋選手に初めて出会ったときから、 「君はいい足をしている。マラソンに向いている。 君ならオリンピックで金メダルをとれる」と言いました。 そして、高橋さんは小出監督の言葉を信じて、厳しい練習を続け、 数々のケガや苦難を乗り越えられたのです。 この本は金メダルをとる前に出版された本ですが、その時点で、 「絶対金メダルはとる」と本で断言しているのです。 印象に残った一節を紹介します。 「あるとき高橋選手を叱った。それはファンがサインを求めたときに、 高橋選手が一瞬嫌な表情をして断ったからだ。それを見て私は叱った。 『時と場合によっては、サインを断るのは仕方ないかもしれないが、 そのときでもニッコリ笑顔で断らないとダメだ』。 そのような人間の修練ができていないと一流の選手にはなれない。 マラソン選手である以前に、 一人の人格の優れた人間に私は高橋を育てたかった」と 小出監督は書いておられます。 また、小出監督は次のようにも書いておられます。 「ある時、高橋がオーストラリアでマラソンの合宿中に、 『監督、取材ヘリコプターの音がうるさくて走りに集中できません。 取材陣に苦情を言ってください』と言ってきた。 しかし、私は、『どんな状況でも自分の走りができるのが 一流選手だ。それも修練だ』と言った」 ◆書き出せばキリはないが、小出監督は最高の指導者であり、 私の高校の恩師である三浦俊良先生、虎頭祐正先生とも 重なって感じる部分があった。 ■今日は、京都府北部の舞鶴で福山哲郎・松井孝治両参議院議員の 合同事務所開きを記念して行われた民主党の集会があり、 玉置、前原、福山、松井議員と私がそろって参加しました。 京都北部の活性化、民主党の政権構想、市町村合併などについて シンポジウムで議論し、300人以上の方が参加。 京都北部でも民主党への熱い期待を感じ、感激しました。 集会のあと、前原、福山議員と共に列車に飛び乗ったところ、 目の前の席に座っておられたのが、 講演を終えて帰路につく小出監督でした。 私は先週、小出監督の本を読んで以来、 大ファンになっていましたので、感激しました。 私が「サインをもらう!」と興奮していると、 「山井さん、落ち着いて下さい。列車が動き出してからに して下さい」と、前原議員から制止されました。 しかし、サインしてもらう色紙がありません。 失礼とは思いましたが、カバンに入っていた白い年金法案の 冊子の裏にサインをしてもらうことにしました。 列車が動き出してから丁重に丁重にサインをお願いしました。 小出監督は嫌な顔ひとつせずに応じて下さいました。 その後、議員であることを名乗ると、 「大事な仕事をしておられるんですね。今も岸壁の母で有名な 舞鶴港を見てきましたが、戦争は悲劇ですね。二度と戦争を 起こさないようにして下さいよ」と、 優しく小出監督はおっしゃった。 「『君ならできる』の本を読ませて頂きましたが、高橋選手は 何度ものケガを乗り越えて金メダルを手にされたんですね」 と私が言うと、 「そうですよ。高橋は、何度もケガをして、そのたびに、 その苦難を乗り越えて、走りつづけたんですよ。彼女は偉いよ」 と小出監督。 厚かましいお願いだが、たまたまカバンに持っていたカメラで 記念撮影。福山参議院議員にシャッターを切ってもらった。 ついでに福山さん、前原さんも記念写真。 すると、福山さんを見て、小出監督の奥さんが、 「このあいだ、テレビの国会中継に出てられましたね」と おっしゃった。 そして、 「宗男さんは本当にあんな悪いことをされてるんですか? 涙の離党会見を見ると、なんかかわいそうになってきますね」 とのこと。 福山さんは、いろいろと宗男問題について解説をされた。 ちなみに、私に書いて下さった小出監督のサインは、 「山井和則さま 夢と希望 小出義雄」というものだ。 「夢と希望」。いい言葉だ。このサインは一生の記念にしよう。 ■さて、話は政治や福祉に移る。 昨日、鈴木宗男議員が離党しました。 しかし、問題は全く解決しません。 田中真紀子さんがコメントしたように、 「鈴木宗男的な政治家」は自民党には他にも一杯いる。 鈴木さんが離党しても第二、第三の鈴木宗男が 一杯生き残っているのです。 地元のために国会議員が仕事をするのは当然ですが、 地元の公共事業を誘致し、 その仕事を自分の後援会の企業に受注させ、 その見返りに企業献金と選挙の応援を得るというのは、 明らかにやりすぎです。 このような国会議員のあり方を変えねばならない。 このようなやり方が当たり前になっている今の政治こそが 不況の元凶です。 政策以前の問題であり、このような政治体質を変えないと 景気回復はありえない。 国会議員は、地元に橋をつくったりすると地元から評価されるが、 国会で国のための法律をつくってもあまり地元では評価されない。 このような風土を変えない限り、宗男的政治はこれからも続く。 1つには、このメールマガジンのように、 国会議員が国のために何を国会でしているかを情報公開し、 地元への利益誘導のみならず、国会での活動によって国会議員を 評価する風土に変えねばならないと思う。 「宗男は悪いが、でも、国会議員は自分の地域に公共事業を 引っ張ってきてくれる人がいい」という考えでは、 いつまで経っても政治は変わらない。 地元への利益誘導のみにしか関心のない国会議員が、 いかに国を腐らせ、国民の税金を無駄使いしているかが、 今回の宗男問題でわかった。 ■話は変わるが、今日はこのあと晩には、 宇治で「山田啓二さんを励ます決起集会」。 明日は、朝10:30−12:00まで 「文化パルク城陽」にて、福祉学習会 (特別養護老人ホームでの個室化・ユニットケアなどについて)、 1:00ー2:30まで「山井和則と語る会ー国政報告会」 (医療制度改革、救急医療の問題、府知事選挙についてなど)。 その後、自治体議員さんの集会をはしごで参加します。 ◆なお、私のこれらの集会と重なりますが、 明日3月17日(日)午後に民主党の鳩山由紀夫代表が 京都にお越しになることになりました。 内容は、福山・松井合同国政報告会で下記の通りです (松井孝治参議院議員のメールマガジンから転載させて頂きました)。 鳩山さんの生の話をお聞きになりたい方、 お気軽にご参加ください。 また、私の会合に関心のある方は、 文化パルク城陽に是非お越しください (詳しくは、ホームページをご覧下さい) http://www.yamanoi.net/kai/02/020317.htm ■来週の予定は、3月20日(水)か22日(金)に30分間、 戦傷病者の援護法に関して衆議院厚生労働委員会で 質問することになりました。 また、後日、障害者雇用の促進法案についても 質問することになりそうです。 障害者雇用の促進に関して、ご意見やご要望のある方は、 どしどしお聞かせください。 以上で、今日のメールマガジンは終わります。 山井和則 拝 ■ 3月17日(日)の午後の福山・松井合同国政報告会 ■ 日時:3月17日(日) 午後1時から3時まで 会場:中京区烏丸三条北西角スターバックスの入ったビル 8階の烏丸ホール 当日は、まず、私、松井が公益法人改革のあり方や 与党事前審査制についてを中心に国政報告。 次に、福山議員が予算委員会でも質疑をされた鈴木議員の 問題に代表される、現在の国政上の重要問題について報告。 さらに、 鳩山代表が急遽飛び入りしていただけることになりました。 鳩山代表への質問コーナーも設けます。 数十人規模の少人数で、 鳩山由紀夫代表と福山議員、私、松井の話を、 いわば膝詰めで聞いていただき、 意見交換していただく機会です。 日曜のお昼で恐縮ですが、 無料の報告会ですので是非ともご参加ください。 ご参加いただける方は、事前に松井事務所 info@matsui21.com 075-213-6648 までご連絡いただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。 松井孝治 <kmatsui@pp.iij4u.or.jp> (松井こうじメールマガジンより) ■メルマガ送信先募集中! 一人でも多くの方に私のメルマガを読んで頂き、 政治と福祉を変える輪を広げたいと願っています。 お知り合いをご紹介下さい。 メールアドレスを、「メルマガ福祉 希望」と書いて kyoto@yamanoi.net まで送って下されば、こちらで新規登録 させて頂きします。 ●民主党メールマガジン 市民を主役とした政治への真の改革をめざす民主党の素顔をお伝 えします。ぜひご愛読ください! ☆配信申込ページ http://www.dpj.or.jp/apply/dmail_form.php3 ☆発行周期 毎週1回・水曜日発行 ☆購読料 無料 ================================================== なお、山井和則について詳しくは、下記ホームページをごらんく ださい。ホームページは福祉・政治・グループホームに分かれ、 それぞれ本3冊分くらいの量があります。 のぞいてみてください。 ☆やまのい和則のホームページ(こちらが入り口です) http://www.yamanoi.net/ ☆個人メールアドレス yamanoi@yamanoi.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆ (2002/03/16 現在 読者数 2125) ご意見・ご質問・ご感想はこちら: yamanoi@yamanoi.net --------------------------------------------- メールマガジンの原稿を転載し、福祉を良くする運動の輪を広 げて頂くことは、大歓迎ですが、必要な場合はご一報頂ければ幸 いです。 Copyright(C)2000 Yamanoi Kazunori All rights reserved. ================================================= このマガジンは 『 まぐまぐ(http://www.mag2.com/) 』 (ID 0000027832)を利用して発行しています。 ☆当方での配信の登録,変更は行っておりません。 ☆配信先の変更は,下記ページにて、現アドレスを削除後, 新アドレスで再登録ください(中止も出来ます)。 http://www.kaijo.com/ ☆配信停止は、「福祉マガジン中止」と書いて、 kyoto@yamanoi.net までご返送ください。 =================================================