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2002/02/21

[やまのい和則メールマガジン 第235号]

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         やまのい和則の
            「軽老の国」から「敬老の国」へ

            - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

                    第235号(2002/02/21)

      。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。 ☆〃。☆

  メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。

  ◆2月20日(水)のハイライトは、
   田中真紀子議員と鈴木宗男議員の参考人招致。
   一部ですが、私は両方ともを、予算委員会室で聞いた。

   田中真紀子さんは、
   「小泉総理自身が、抵抗勢力になったのではないか」と。

   また、鈴木さんは、利権のかたまりのような政治活動、
   そして、それに乗っ取られた外務省。

   そして、私が最もショックを受けたのは、
   このような旧態依然たる国会や官庁の現状を、

   「構造改革!」と連呼しながらも、
   全く改革する気がないどころか、
   それらの旧態依然とした政治を守ろうとする 
   小泉首相の姿です。

   まさに、田中さんが言ったように、
   「小泉さん自身が、古いものにとらわれて
    抵抗勢力になったのではないか」ということです。


   そして、
   「小泉さんから『自由にやれ』と言われても、
    スカートを後ろから誰かに踏まれて動けなかった。
    今から考えると、踏んでいたのは小泉総理本人だった」
   という田中さんの発言。

   傍聴席の私の隣席は菅直人さんでしたが、
   菅さんも「すごいこと言うなあ」と驚いておられました。

   私たちはかねてから、
   「政権交代なくして、構造改革なし」と言い続けてきた。
   同じ内容を田中さんが、おっしゃったわけですが、
   自民党の身内の人が、そのことを言うと強烈な説得力がある。

   利権まみれの鈴木氏を守り、
   ウソの答弁で塗り固めた外務省を守る。

   この小泉首相を抵抗勢力と言わずして、何と言うのでしょうか。

   昨日のメールマガジンに書いたように、
   「この不況が深刻なときに、真紀子VS宗男バトルで
    国会の貴重な審議時間を使うのは情けない」
   と私は感じていました。

   しかし、二人の答弁を聞いて改めて痛感したのは、
   こんな腐った国会(自民党!)や官庁なら、

   景気が回復するはずがない、
   構造改革ができるはずがないのです。

   必死で働いている人々に対して、
   リストラで苦しんでいる人々に対して、
   日本の国会は情けなさ過ぎる。

   民主党も不十分な政党ですが、
   それでも、利権まみれで改革のできない自民党とは大違いです。
   少なくとも、民主党は利権や官庁との癒着はありません。

   政権交代をしないと日本は決して良くなりません。

   少し感情的になりましたが、書かずにはおれません。

  ■さて、2月20日(水)の報告をします。
   ・朝8時から民主党の厚生労働部会。
    医療制度改革や国公立病院などについて議論。

   ・朝9時から、
    田中真紀子さんの参考人招致(衆議院予算委員会)。
    特に、私がこれを傍聴したかったのは質問者が、
    松下政経塾の先輩の野田佳彦議員だったからだ。

     他でもない。私が政治を志した原点、今から15年前。
     当時、政経塾の先輩であった野田さんの
     最初の県会議員選挙を3ヶ月住み込みで、手伝ったことにある。

     当時、野田さんは29歳。
     保守系の県会議員のほとんどが土木建築関係者で、
     莫大なカネを使って選挙が行われる「金権千葉」において、
     クリーンな草の根の選挙を行い、当選した。

     この選挙で、
     「選挙で壁は破れるんだ。選挙で社会は変えられるんだ」と
     私は実感した。

     野田選挙の合言葉は、
     「地盤、看板、カバンなし。されど、友あり、志あり」であった。

     そして、この選挙を一緒に手伝ったのが、
     私の大学時代の親友・海野仁志君であり、
     その後、14年して、海野君は、私の政策秘書になってくれた。

    話は戻る。
    田中さんと鈴木さんの答弁については、冒頭に書いたとおり。

   ・10時半からは、
    野党厚生労働委員会の理事の会議。
    国会での法案審議の日程について打ち合わせ。

   ・その後、厚生労働省に駆けつけ、
    中医協(中央社会保険医療協議会)に参加。

    今日は今年4月からの診療報酬が審議、決定されるのだ。

   ・厚生労働省前では、ヤコブ病の訴訟団が座り込み中。
    顔見知りのご遺族の方々に挨拶。
    22日に大津地裁の和解案が出るという切迫した状況だ。

   ・その後、中医協の休憩時間に、国会前に戻り、
    連合の方々の「医療制度改革」に対する座り込みの激励。

   ・また、その後再び、厚生労働省の中医協に参加。
    診療報酬がどのように決定されるかという現場を見る。

   ・その後、京都からお客さんと遅い昼食。
   ・午後4時から民主党の総括副大臣会議。
    法案についての賛否を議論。
   ・晩は、政策秘書の海野君と打ち合わせ、
    「国会レポート」の原稿の執筆など。
    遅い夕食は、海野君と二人で、
    とろろそば、冷奴、豚キムチを食べる。 


  ◆診療報酬
   最後に、私の専門分野である介護問題について。
   2月20日の中医協で4月からの診療報酬が決定。

   最大のポイントは、
   半年以上の長期入院高齢患者
   (社会的入院、15万人くらいが対象)の診療報酬引き下げ。
   つまり、半年以上入院し、治療が一段落した高齢者は、
   自己負担が大幅にアップし、入院が難しくなるのだ。

   退院後の受け皿があればよいが、ただでさえ、
   都市部では特別養護老人ホームは2-3年待ち。
   このうえ、高齢患者を退院させれば、大変な事態になる。
   特別養護老人ホーム、グループホームなどの介護基盤整備や
   在宅福祉や在宅医療の充実に、力を入れる必要がある。 

   他にも書きたいことは山ほどありますが、
   今日はこれで終わります。
                  やまのい和則 拝


  ■ 全国宅老所・グループホーム・
        グループハウス研究交流フォーラム2002 ■
   〜自分らしい暮らしを支え合う実践から共生のまちづくり〜

  日時:2002年2月23日(土)12:30〜17:40
          24日(日) 9:00〜16:00

  会場 全体会会場:神戸国際展示場 
     分科会会場:神戸国際会議場

  詳しい情報は下記ページで
  http://www.yamanoi.net/grouphome/information/02/020223.htm


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   全国老人保健施設協会
   日時:3月6日(水)12時半〜17時
   会場:東京厚生年金会館大ホール
   定員:千名(先着順・当日受付なし)
   詳しくは下記ページへ
   http://www.yamanoi.net/kai/02/020306.htm


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