原口総務大臣は京都府精華町にある民間の研究所などを視察し、人の脳のメカニズムをいかした情報通信技術の開発に、政府として積極的に支援していきたいという考えを示しました。
人間の脳は少ないエネルギーで情報をしゅん別することができ、脳のメカニズムの解明とその応用が情報通信技術の発展につながると期待されています。原口総務大臣は、こうした新技術の研究を行っている京都府精華町の民間の研究所などを視察し、英語の音声を瞬時に日本語に翻訳できる機械を実際に使ったり、高性能の医療機械で、人が手を動かすとき、脳がどのように働いているのかを調べる研究を見たりしました。視察のあと、原口大臣は、記者団に対し「脳と情報通信を組み合わすことで、今までできなかったことができるようになり、医療や教育などにも活用できる。こうした分野に国が集中的に投資していくべきだと考えており、日本の成長戦略の『鍵』にしていきたい」と述べ、こうした新たな技術の開発に、政府として積極的に支援していきたいという考えを示しました。