新・電波利権:アナログ放送はなぜ止まるのか
来年7月24日、全国のアナログ放送の電波が止まります。なぜわざわざ見えるテレビを見えなくするのでしょうか? その後はデジタル難視聴地域には衛星放送が行われますが、それならなぜ最初から衛星でデジタル放送を行わなかったのでしょうか?・・・などなど、わからないことだらけの地上デジタル放送。その謎を解く鍵は、田中角栄の発明した「電波利権」にあります。2006年に出た『電波利権』(新潮新書)を全面的に書き直した最新版。
ベンチャーの父 大川功
2010年4月
ピークには5000億円の連結売り上げを達成したCSKグループを創業した大川功の生涯をベンチャービジネスという観点から分析し、その経営手法について研究した。筆者は会長補佐という立場で10年以上の仕事を通じての会話と記録により、経営者の意志決定の微妙な心の動きについても描写することを没後9周年にして、初めて試みた。
A5版 500頁
ハイエク 知識社会の自由主義
世界は不平等と不正と混沌に満ちているが、「賢明な政府」が指導すれば、世界は今よりもよくなるのだろうか?
ハイエクが半世紀以上前に論破していた。「不完全な知識にもとづいて生まれ、つねに進化を続ける秩序が、あらゆる合理的な計画をしのぐ」のである。詳しくはこちら
統合メディアシステムのアーキテクチャに関する研究
1999年1月
工学院大学大学院 博士学位論文 博乙第74号
1980年代から90年代にかけて著しく進展した情報メディアのデジタル化の結果、古くから紙メディアとして存在してきた郵便、出版、新聞に加えて、また広範に普及したアナログネットワークによる社会システムとして広く構築され普及してきた電話および放送の5つのメディアが、大きく変わろうとしている.従来個別に発展してきた上記5つのメディアに対する統合的な視点が求められるようになってきた.まず21世紀を展望した統合メディアシステムのアーキテクチャを確立し、この統合アーキテクチャの下に社会メディアアーキテクチャ、パーソナルメディアアーキテクチャおよびコンテントアーキテクチャの3階層のアーキテクチャを提案し、それぞれに具体的に実装し検証を行った。
A4版、167頁。
ITの未来を読む365冊+α
2001年4月20日
前半は「コンピュータの歴史」「教育とコンピュータ」「ブロードバンドインターネット」「e-コマース」「携帯電話の未来」など、平成13年の時点での36のトピックスごとにそれそれ約10冊の本を取り上げて書評し、それらを読むことでITとは何なのかがわかるように解説している。後半は、著者の当時の書斎の構成と独自の読書論やITに対応するための技法についても詳しく述べてあり、その大部分は時代を超えて、現在でも活用できる。
イノベーションの法則:IT産業・復活への道
かつて世界を制覇すると恐れられた日本の電機産業が、90年代以降、デジタル革命に乗り遅れ、特にコンピュータ・通信業界は壊滅状態です。なぜこのようなことになったのか。今後、日本のIT産業がイノベーションを取り戻すには何が必要なのかを経済理論で分析し、具体的な企業のケースで検証します。