(cache) 暁鐘編集室発行『質問会集』より

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暁鐘編集室発行『質問会集』より

投稿者：荒野の素浪人投稿日：2010年 5月 8日(土)11時55分1秒 FL1-122-130-6-190.tym.mesh.ad.jp

（教学と信条に関連する質問） ①創価学会・顕正会でも利益の体験があるというが。 ●質問　破門された創価学会や顕正会でも、利益の体験があった、という話を聞きます。どういうことでしょうか。 ●回答　日蓮大聖人は、　「魔王・魔民等守護を加へて法に験の有る様なりとも、終には其の身も檀那も安穏なるべからず」（御書1531ページ）と仰せられ、邪宗・謗法の者には魔が加護を加えるために、利益らしきことがある、と御教示されています。　魔というのは、正法の信仰を妨げるために起きてくる働きです。それ故、邪宗・謗法の者を加護して、あたかも利益があるかのように見せかける場合があるのです。　しかし、これは本当の利益ではありません。もとより正法に背いて利益のあろうはずはなく、最後まで見ていけば、結局は身を滅ぼす結果となってしまうのです。　邪宗信仰の特徴として、小さな利益らしき現象がよく起きるのです。現に、落とし物が見つかったとか、お金が儲かったとか、病気やケガが治ったというような話が、よく聞かれます。　以前、私（※著者＝大草大講頭）の知人が、邪宗を信仰してガンが治った人がいる、と言ってきたことがあります。ところが、一旦治ったかに見えて、その後まもなく、その人は亡くなってしまいました。結局、ガンは治ってなどいなかったのです。　また、昔、ある友人が広い川原で遊んでいたところ、気がついたら腕時計がなくなっていました。そこで、家に帰ってお稲荷さんを拝み、それから川原に引き返して、川の中に適当に手を突っ込んだところ、まさに、そこに腕時計があった、というのです。その人は、御利益だと言って喜んでいました。　ところが、その後、その人の家で経営していた工場が倒産してしまいました。なくした時計が見つかって、たしかに１万円くらいは得したかもしれません。しかし、工場がつぶれたことで、比較にならないほどの大損をしてしまったのです。　邪宗信仰による御利益というのは、こういうものなのです。低い教えなりの小さな低級な利益というものはあるのです。しかし、それをもって最高の仏法に背くわけですから、大きな罰を受ける結果となって、大きな不幸・大きな災いが起きてくるのです。　一方、最近の創価学会・顕正会等で聞かれる体験談の類は、邪宗の御利益にすらなっていない、バカげた話がほとんどのようです。　これは顕正会員から聞いた体験ですが、電車を乗り換えようとしてホームで舞っていたら、入ってきた電車のドアが自分の立っていた位置で開いた、スムーズに乗れたのでご利益だ、というのです（笑い）。　また、創価学会の会合で発表された体験ですが、御主人が病気で急死してしまった、そのおかげで多額の保険金を貰うことができ家計が潤った、これは大功徳だ、などという酷い話もありました（笑い）。　したがいまして、異流儀となった創価学会や顕正会などて利益らしき体験があった、などという話を聞いても、何ら驚く必要はありません。それは一時的なものであって、結局は大罰が出て地獄に堕ちる結果となってしまうのです。　逆に、三障四魔に阻まれながらも、この日蓮正宗の信仰を貫いていくなら、入信した後の初信の功徳から始まって、年数が重なれば重なるほど、また、一生懸命に信心修行に励んだ人ほど、大きな功徳をいただいています。そして、即身成仏という大功徳に浴することができるのです。　そうした違いのあることをキチンと弁えて、邪宗教を信仰して幸せになっている人など一人もいない、という事実をよく確信すべきであります。　沖浦殿をはじめとする現在の学会員に出ている功徳（のようなもの）は、魔の通力によるものであり、現時点では功徳が出ているようであっても、正法たる日蓮正宗に背いているために、結局、最後には大きな罰が出て、その身に大きな不幸・大きな災いが起きてくることは、経文や大聖人様の御金言などに照らしても間違いのないことであります。

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