山口組系組長に逮捕状、尼崎市 家賃減免悪用の詐欺容疑兵庫県尼崎市の市営住宅の家賃減免制度を悪用して家賃の一部の支払いを免れたなどとして、県警暴力団対策課が詐欺と詐欺未遂容疑で同市南武庫之荘、指定暴力団山口組系組長(63)と妻(60)の逮捕状を取っていたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、組長らは共謀して今年1月、親族の名義で借りている市営住宅3部屋について、名義人がすでに転居していることなどを隠し、低所得者を対象とする家賃の減免を申請。うち1部屋の2カ月分の家賃計4万1200円から減免分計2万8200円の支払いを免れていた疑いが持たれている。 ほかの2部屋は市の担当者が不審に思い、適用を認めなかったため未遂に終わった。 減免の適用を受けなかった部屋は一時期、暴力団や政治団体の活動拠点として使われていたこともあったという。 【共同通信】
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