宮崎県で感染が拡大している口蹄疫(こうていえき)の原因ウイルスが、今年に入り香港などで発生した口蹄疫のウイルスとよく似ていることが農林水産省系の研究機関などの分析でわかった。最初に牛で見つかったウイルスの遺伝子の一部が99%一致していた。この結果を感染経路の追跡に生かす。
農水省系の独立行政法人、農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所が、口蹄疫ウイルスの遺伝子情報を保管している英研究機関と共同で調べた。
宮崎県の1例目と2例目の口蹄疫ウイルスの遺伝子配列を詳しく分析すると、ウイルスのタイプを決める「vp1」と呼ぶ領域の配列が香港などアジア地域の口蹄疫ウイルスとほぼ一致していた。また宮崎県の1例目のウイルスは2例目と100%一致していた。
口蹄疫ウイルスは変異しやすく遺伝子解析だけで感染経路を突き止めるのは困難なため、今後は動物や人の移動、物資の輸送なども参考に調べる。2000年に国内で口蹄疫が発生した際も中国や韓国からの感染が疑われた。稲わらの輸入に伴い感染が広がったとの見方もあったが、感染経路は確定できなかった。
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