山梨・甲府市の中央道上り線の路肩でパンク修理中の家族3人が大型トラックにはねられ死亡
山梨・甲府市の中央自動車道上り線の路肩で、パンクの修理をしていた3人が大型トラックにはねられ、死亡した。家族ら5人で神奈川県の親せきの墓参りに向かう途中だった。
テールランプが割れ、側面がへこんだ車。
その近くには、靴が残されていた。
8日午前9時半ごろ、甲府市下今井町の中央道上り線で、パンク修理のため、路肩に止まっていた車に、10トントラックが衝突した。
この事故で、車の横でパンクを修理していた男女3人がはね飛ばされ、死亡した。
亡くなったのは、山梨県庁職員・吉野正寛さん(57)、妻・恵美子さん(49)、長男で山梨大学大学院1年・雄太さん(22)の3人。
吉野さんたちは、家族4人と吉野さんの姉、あわせて5人で、神奈川県の親せきの墓参りに向かう途中だったという。
吉野さんが乗っていた車は、高速を走行中に右後輪のタイヤがパンクし、車を路肩に止め、3人でパンクを修理中だった。
一緒にいた長女と姉は、壁際で作業を見守っていた。
タイヤの交換を終え、ジャッキを外そうとしていたところに、後方から走行してきたトラックが突っ込んできたという。
近所の人は、「よく車にみんな乗って、息子さんの車に乗って、出かけるのを見たり。いつも明るくて、仲のいい家族です」と話した。
警察は、トラックを運転していた広島・福山市の田中 満容疑者(38)を現行犯逮捕した。
田中容疑者の前方不注意が事故の原因とみて、自動車運転過失致死の疑いで調べている。
(05/08 18:10)