ホーム > 芸能・社会 > 芸能・社会最新紙面記事

元西武デストラーデが銀幕デビュー

 引退から15年たっても現役時代と変わらぬバッティングフォームを披露するデストラーデ (C)2010『僕たちのプレイボール』製作委員会
 引退から15年たっても現役時代と変わらぬバッティングフォームを披露するデストラーデ (C)2010『僕たちのプレイボール』製作委員会

 元プロ野球選手でタレントの新庄剛志(38)がエグゼクティブプロデューサーを務めた映画「僕たちのプレイボール」(15日公開)に、かつて西武ライオンズで活躍した強打の助っ人外国人、オレステス・デストラーデ(48)が出演していたことが8日、分かった。日本での“銀幕デビュー”でデストラーデは現役時代に見せていた懐かしいあの弓引きガッツポーズを披露している。

  ◇  ◇

 西武ライオンズの黄金期を支えた主砲が、野球映画で“俳優デビュー”を飾った。

 作品は米・ペンシルバニア州で毎年8月に開催の「リトルリーグのワールドシリーズ」を目指す少年と仲間たちの成長を描いた人間ドラマ。毎年、同大会の解説を務めているデストラーデは08年、現地を訪れた三村順一監督(61)から企画を聞き、「ホントに撮るなら出してね」と打診。09年に同大会の模様をロケしていた撮影隊を見つけると、「ホントに来たんだね!そしたら出して!!」と押しかけ出演した。

 気になる役どころは米球団の打撃コーチ。主人公(小原裕貴)の元メジャー投手の父(吉田栄作)の球をチェックすると、本塁打を放ったマネをし、あの“弓引きガッツポーズ”を披露する。「監督は私のパフォーマンスを知っていて、劇中で行うことを決めました」と往年のファンにはたまらないワンシーンを実現させた。

 デストラーデは89年から日本球界で活躍し、90年から3年連続でパ・リーグ本塁打王を獲得。現在はフロリダに居を構え、実業家の顔を持つ一方、05年からはテレビの野球解説者としても活動している。

 今回の出演については、交流を続けているかつての仲間にもPR。「清原さんや渡辺監督、桑田さんとは連絡を取っています。多くの友人に映画を見てもらおうと、お願いしている」と振り返り、「演じることも好きなので、チャンスをもらえればやりたい。日本がとても好きなので、頻繁に行きたい」と“日本復帰”もアピールした。

 かつてスイッチヒッターとして本塁打を量産しただけに、役者と解説者の“二刀流”でも大きな当たりを飛ばしそうだ。






Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp