控え室の前で桧山(右)にねぎらいを受ける名城=大阪府立体育会館(撮影・保田叔久)
「WBA世界Sフライ級タイトルマッチ」(8日、大阪府立体育会館)
リングサイドには名城信男(28)=六島=と親交の深いプロ野球・阪神の桧山、下柳、浅井が駆けつけた。3人は激しい打ち合いの場面で立ち上がって声援を送るなど、終始リングにくぎ付けとなった。
自主トレ期間中に名城とグアムでトレーニングすることが恒例となっている桧山は、名城にとっては兄貴的存在。王座陥落にショックは隠しきれなかったが、「名城の攻撃的なボクシングスタイルを最後まで変わらずやってくれた。勇気をもらった」とねぎらった。
今後については「まだまだ挑戦してくれるやろうし、名城のことやからまたすぐ復活する。それだけの精神力を持っているから」とゲキ。「(勝敗は)ちょっとの差だと思う。そのちょっとの差をどうやって克服するかが難しいが、あいつならやってくれるはず」と弟分を後押ししていた。
(2010年5月8日)