« 【東京アウトローズ一行情報】ジャスダック上場「アイビーダイワ」、今年2月の臨時株主総会に向けて「株式併合」の不穏な動き | トップページ | 【東京アウトローズ一行情報】民主党・小沢一郎幹事長、地元の「岩手めんこいテレビ」をめぐる新たな疑惑が浮上か »

2010年1月 6日 (水)

【注目記事】FACTA1月号「東京ガールズコレクション」暗雲

569570会員制情報誌「FACTA」1月号は、若い女性から圧倒的支持を得ている「東京ガールズコレクション」(TGC)に絡む詳細なレポートを掲載。その華やかなファッションショーの裏側で、「どんぶり勘定」と「総会屋問題」という難題が浮上しているようだ。

TGCを主催するのは「ファッションウォーカー(FW)」(大浜史太郎社長)だが、同レポートによれば、親会社「ブランディング」との間に不透明な金銭貸借があったという。これは監査法人に指摘されたもので、「08年に行なわれたブランディングへの6億円の貸付けが、無担保、無利子で、しかも社内規定を無視して行なわれたこと」などが問題になったとされる。

こうした「親子間のどんぶり勘定」に加えて、いま最も先鋭な総会屋と評判の竹之内昌虎氏が同社をターゲットに攻撃。そのきっかけになったのは竹之内氏へのFW株譲渡で現在、株主確認請求訴訟が東京地裁で争われているという。ちなみに、FW100株を譲渡したのは「アピアランス・パートナーズ」なる会社だが、その背後には旧グッドウィル・グループのM&Aに絡む脱税事件でも登場する広島出身のA氏の存在が指摘されている。

574572_2573ところで、大浜社長の父は、リビエラコーポレーションの大浜民郎副社長。昨年12月9日には、横浜の競艇場外舟券発売場などに絡み東京国税局から約20億円の申告漏れを指摘されたことが明るみになったばかり。親子ともども、将来への「暗雲」がたれ込み始めた、ということか。詳細はFACTA1月号をご覧いただきたい。

【写真上】ファッションウォーカーの株主には、ヤフー、青山商事、住友商事など有名上場企業が名をつらねている。【写真下(左)】09年4月22日、FW側が受領印を押した「株式譲渡承認請求書」。その後、2週間以内に諾否の通知が一切なかったため、竹之内氏側は会社法上、株式譲渡は自動的に承認された、と主張している。【写真下(右)】09年3月12日付のFWの「監査報告書」で、6億円の貸付について、「善管注意義務違反」(会社法330条)、「忠実義務違反」(同335条)行為であった、と指摘。監査法人による「監査報告」は意見不表明になった。

|
|

« 【東京アウトローズ一行情報】ジャスダック上場「アイビーダイワ」、今年2月の臨時株主総会に向けて「株式併合」の不穏な動き | トップページ | 【東京アウトローズ一行情報】民主党・小沢一郎幹事長、地元の「岩手めんこいテレビ」をめぐる新たな疑惑が浮上か »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/130981/47220128

この記事へのトラックバック一覧です: 【注目記事】FACTA1月号「東京ガールズコレクション」暗雲:

« 【東京アウトローズ一行情報】ジャスダック上場「アイビーダイワ」、今年2月の臨時株主総会に向けて「株式併合」の不穏な動き | トップページ | 【東京アウトローズ一行情報】民主党・小沢一郎幹事長、地元の「岩手めんこいテレビ」をめぐる新たな疑惑が浮上か »