立体的な映像が楽しめる3Dテレビの販売が、県内でも先週から始まりました。
家電メーカーは今年を3D元年にしたいと意気込んでいて、訪れた買い物客の関心も高いようです。
3Dテレビは、特殊な二眼式(にがんしき)カメラで撮影した右目用と左目用の映像を同時に映し出し、専用のメガネを使用することで立体的な映像を楽しむことができます。
先陣を切った国内メーカー1社が販売を始めて最初の休日となった先週土曜日、鹿児島市の家電量販店には、2カ所の視聴コーナーが設けられ、訪れた家族連れらが興味深そうに映像に見入っていました。
多くの家電量販店では50型の3Dテレビが40万円台前半で販売されていて、同じサイズの通常のテレビと比較すると、5万円から10万円程度高くなっていますが、この店舗では、きょうまでに予約を含めてすでに2台売れたということです。
今年の夏と秋には、別の国内メーカーも3Dテレビの市場に参入する予定で、販売競争が激しくなりそうです。
KTSニュース
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宮崎での口蹄疫の発生をうけて、宮崎県などは鹿児島との県境を通る志布志市の国道などで畜産関係の車両の消毒を行い、感染拡大の防止に努めています。
宮崎県の行政やJA、それに畜産関係者は独自に対策本部をつくり、串間市と志布志市の県境を通る国道220号線の志布志側に消毒ポイントを設置しています。
ここでは宮崎側と鹿児島側の両方からやって来る家畜や飼料の運搬車などを止め、消毒に応じるよう協力を求めてます。
消毒ポイントでは、動力の噴霧機で消毒液を車両のタイヤなどに吹きかけ、運転手に対して出発地と目的地の聞き取り調査もしています。
宮崎県ではこうした消毒ポイントを11か所設け、感染拡大の防止に取り組んでいます。
鹿児島県では今のところ、道路で車両の消毒を行う予定はないということです。
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きょう正午過ぎ、指宿市で住宅1棟を全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
警察と消防によりますときょう午後0時30分ごろ、指宿市開聞十町の無職、吉留久子(よしどめ・ひさこ)さん(71)の家が燃えていると近所の人から119番通報がありました。
火はおよそ30分後に消し止められましたが、この火事で、吉留さんの木造平屋の住宅1棟、およそ44平方メートルを全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
吉留さんは長女の智子(さとこ)さん(33)と2人暮らしで、出火当時、吉留さんは外出していたということですが、家にいたとみられる智子さんと現在、連絡が取れなくなっているということです。
警察と消防は身元の確認を急ぐとともに火事の原因を調べています。
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殺人など重大事件の時効撤廃を盛り込んだ改正刑事訴訟法などがきょうの衆議院本会議で可決、成立しました。
県内では、阿久根市大川(おおかわ)の強盗殺人事件など2件の事件の時効が消滅することになります。
今回の法律改正は、殺人など、最高刑が死刑になる罪については起訴ができなくなる公訴時効を撤廃し、傷害致死など人を死なせた罪については、時効をおおむね2倍に延長するというもので、きょうの衆議院本会議で可決、成立しました。
これにより県内では、1997年8月に阿久根市大川で夫婦2人暮らしの家に2人組の男が押し入り、夫が殺害された強盗殺人事件と、2000年9月に鹿児島市田上台で女性が自宅で殺害され、金品を奪われた強盗殺人事件の、あわせて2件の時効が消滅することになります。
それぞれ、事件発生から25年後の2022年と2025年が時効となっていました。
殺人などの時効の廃止で日本の刑事政策が大きな転換点を迎えたことについて、県警の笠原本部長はきょうの定例記者会見で次のように述べました。
県警では、公訴時効が廃止されると長期間の証拠の保管が重要になってくるとして、今年夏ごろまでに県内の全警察署に証拠保管用の冷凍庫を完備し、容疑者のDNA鑑定などに備えるということです。
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徳之島を含む奄美群島12の市町村長と議長が、きょう、徳之島を含む奄美群島への移設に断固反対する共同宣言を行いました。
この共同宣言はアメリカ軍普天間基地の移設問題で、移転先として徳之島が浮上していることを受け、徳之島を含む奄美群島12の市町村長と議長が奄美群島への基地移設に断固反対しようと行ったものです。
会見に同席した徳之島の3町長は、奄美の島々が団結して、反対を訴えたことに歓迎の意を示しました。
記者会見で徳之島の3町長は、いかなる移設にも断固反対し、今後も政府から面会の打診があっても会わない意向を改めて示しました。
一方、鳩山総理はけさ、普天間基地の移設に関する政府案の確定に向けて、最終調整に入っているとの認識を示しました。
政府は、キャンプシュワブ沿岸部への移設を盛り込んだ現行の日米合意案に近い修正案として、浅瀬に杭を打ち込む桟橋方式の案や、一部の訓練を徳之島など県外に移設する案などをアメリカ側に打診していますが、地元などとの調整のめどは立っていません。
この問題を巡ってはあす鳩山総理が徳之島を地盤とする徳田毅(とくだ・たけし)衆議院議員の父親の徳田虎雄(とくだ・とらお)元衆議院議員と都内で面会することが明らかになりました。
虎雄氏は徳之島への基地移設に反対の意向を示していて、鳩山総理と移設を巡ってどのような話し合いが持たれるのか、注目されます。