口てい疫 感染対策強化検討へ
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口てい疫 感染対策強化検討へ

5月6日 16時1分

宮崎県で感染が確認された家畜の伝染病、口てい疫について、専門家でつくる農林水産省の委員会が開かれ、牛や豚への感染が収まっておらず、「きわめて憂慮するべき事態だ」といった意見が出されました。このため、農林水産省では、感染防止の対策をさらに強化できないか検討することにしています。

宮崎県では、先月20日以降、口てい疫に感染した疑いのある牛や豚が23の畜産農家などから見つかっていて、農林水産省は6日、牛や豚の病気の専門家でつくる委員会を開きました。この中で、当初感染が見つかったところとは離れた地域で感染の疑いのある牛や豚が見つかっていることから、「人や車の移動によって感染が広がった可能性が否定できない」という意見が出されました。そのうえで、感染が収まらないことについては「きわめて憂慮するべき事態であり、地域が一体となって短い期間に集中して対策をとれるよう、宮崎県外の自治体の支援を得て態勢を組むことが必要だ」と指摘しました。これを受けて、農林水産省では、感染を防ぐため、さらに対策を強化できないか検討することにしています。委員会の田原健委員長は「これまでの感染防止策を検証しながら、あらゆる可能性を想定して対策をとることが大切だ」と述べています。