今年3月から運航休止となっている山川・根占航路の問題で、船主の指宿市と南大隅町はフェリー「ぶーげんびりあ」を売却する方向で検討を始めることが分かりました。
山川・根占航路は、2006年に県と指宿市や南大隅町、それに岩崎グループで、10年間の協定を結び運航が再開されました。
しかし、岩崎側が赤字などを理由に協定の解消を求めるなどして、今年2月末で運航を休止しています。
指宿市と南大隅町では、国などの関係機関に航路再開への協力を求めていたものの、30日までに具体的な支援が得られず、官民による現在の枠組みでの再開は難しいと判断しました。
指宿市などでは、九州新幹線が全線開業する来年春を目標に、新たな形での航路の再開を実現したいとしています。
KTSニュース
この夏の参議院議員選挙を前に、自民党県連は30日、選挙対策本部を設置しました。
30日は、県連の尾辻秀久会長や加治屋義人選対本部長らが、県連事務所の入口に「選挙対策本部」と書かれた看板を設置しました。
これに先立って開かれた県連の会議では、加治屋選対本部長が「とにかく打倒・民主党だ。政権奪回を目指す気持ちで参院選に取り組みたい」とあいさつしました。
会議終了後に記者会見した尾辻会長は、今回の参院選について「団体に対する有権者の帰属意識が薄れつつある風潮に加え、自民党が野党となったこともあり、厳しい状況にある」との認識を示しました。
そのうえで「政治とカネの問題や普天間基地の移設問題など、与党を攻める材料には事欠かない。今回は攻める選挙に徹したい」と述べました。
参院選鹿児島選挙区には、いまのところ自民党現職の野村哲郎さんのほか、民主党新人の柿内弘一郎さんと、共産党新人の山口陽規さんが立候補を表明しています。
伊佐市などと隣接する宮崎県えびの市で、家畜伝染病の口蹄疫に感染した疑いのある牛が確認されたのを受けて、県はゴールデンウイークを返上して対策にあたることにしています。
28日、えびの市の農家で口蹄疫に感染した疑いのある肉用牛が見つかったことを受けて、県内でも国道など7カ所に関係車両の消毒ポイントが設置されています。
県によりますと、畜産課の職員の3分の1にあたる10人前後の職員は、農家や輸送業者などからの問い合わせや、消毒薬の調達などにあたるため、ゴールデンウイーク返上で勤務するほか、離島を含む各地の家畜保健衛生所の職員も連日、港や空港の防疫対策などに従事するということです。
なお、県などは風評被害が広がらないよう、5月1日と2日、鹿児島市のドルフィンポートで「畜産フェア」を予定通り開催し、県内産畜産物の安全性をPRすることにしています。
【動画ニュース】
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アメリカ軍の普天間基地移設問題で鳩山総理は30日、「決して迷走していない。最終的に国民に理解されることを行っていきたい」と述べました。
一方、この普天間問題で、民主党県連代表の川内博史衆議院議員が30日総理官邸を訪れ、鳩山総理と会談しました。
川内議員は総理に対し、「まずは徳之島の島民、3町長に対して、謝罪や説明をすべきなのではないか」と意見を述べたということです。
これに対し、鳩山総理は「承った」と答えるにとどまり、政府が検討を進める徳之島への移設案については詳しい説明は無かったということです。