メキシコ湾のドーム作戦、結晶沈着で中止 対応策探る
5月9日14時9分配信 CNN.co.jp
ミシシッピ州ビロクシ(CNN) 米南部ルイジアナ州の石油掘削施設爆発事故で、原油流出を巨大なドーム状構造物で止める作戦を試みている国際石油資本(メジャー)の英BP社は8日、ドームの内側に大量の結晶が沈着したため、作戦をいったん中止したことを明らかにした。
同社のサトルズ最高執行責任者(COO)によると、ガスと水が結合してできる氷状の結晶が、ドーム内に大量に蓄積している。ガスは水よりも軽いため、ドームを浮上させてしまう。また、流出した原油を船に吸い上げるためのドーム上部の穴が結晶でふさがれるという問題も発生している。「ガスが問題になる可能性は予想していたが、これほど大きな問題になるとは考えていなかった」と、サトルズ氏は話している。
作業チームは、ドームをいったん流出箇所から外し、対応策を探っているという。ドーム本体を加熱する方法や、メタノールで結晶をとかす方法、穴の詰まりをドーム内側からの流れで突破する方法などが検討されている。
メキシコ湾には日量約5000バレルの原油が流出しているとみられ、数千人の作業員やボランティアが油膜の除去作業に追われている。
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同社のサトルズ最高執行責任者(COO)によると、ガスと水が結合してできる氷状の結晶が、ドーム内に大量に蓄積している。ガスは水よりも軽いため、ドームを浮上させてしまう。また、流出した原油を船に吸い上げるためのドーム上部の穴が結晶でふさがれるという問題も発生している。「ガスが問題になる可能性は予想していたが、これほど大きな問題になるとは考えていなかった」と、サトルズ氏は話している。
作業チームは、ドームをいったん流出箇所から外し、対応策を探っているという。ドーム本体を加熱する方法や、メタノールで結晶をとかす方法、穴の詰まりをドーム内側からの流れで突破する方法などが検討されている。
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最終更新:5月9日14時9分
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