宮崎県、家畜移動制限区域を決定　口蹄疫断定には１週間以上

　宮崎県都農町の農家で口蹄疫に感染した疑いのある牛３頭が見つかったことを受け、同県は２０日午後、農場から半径１０キロ以内にいる家畜の移動と、半径２０キロから外への家畜搬出を制限することを決めた。

　また、半径１０キロと２０キロにある計４カ所で域内に出入りする車両の消毒も開始し、家畜市場１カ所を閉鎖した。

　県によると、感染断定には動物衛生研究所（東京都小平市）でのウイルス分離検査の結果を待つ必要があり、１週間以上かかる見込み。

　県は同日、関係業者らに対する説明会も開催。食肉処理業者ら約４０人が、風評被害などを心配しながら畜産課職員の説明を聞いた。