大阪市の生活保護受給者が初めて14万人を突破した。市によると、3月末現在で14万946人。リーマン・ショック後の2008年10月(11万7502人)から増え始め、09年2月に12万人、8月に13万人を突破していた。
大阪市の生活保護受給者は全国の市町村で最多。申請件数は1年前から月3千件前後で推移し、受給者は月1千人を超すペースで増加している。市の担当者は「市の貧困ビジネス対策などでペースは鈍ってきたが、増加傾向はしばらく続きそうだ」と話す。平松邦夫市長は7日の記者会見で「受給者数を減少に転じさせる国の施策が足りない。貧困ビジネスを排除するため周辺自治体とも連携していく」と述べた。