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えびの口蹄疫疑い2例目 制限を延長、防疫に懸命/鹿児島県
(2010 05/07 11:26)
雨の中、県道菱刈横川線に新たに設けた消毒ポイントで作業に当たる伊佐市職員=6日、伊佐市大口南浦
家畜伝染病予防法に基づき、2市2町が移動制限(感染疑い農場から10キロ圏内)、搬出制限(同20キロ圏内)区域に入ったのは、えびの市初例の感染疑い牛が確認された4月28日。制限期間はおおむね3週間だが、同市で2例目が確認され、さらに延期される。
湧水町の移動制限区域では、堆肥(たいひ)の移動や散布もできない。立岡光昭農林課長は「これ以上続けば、田植え時期に重なり水稲作にも影響が出る」と危惧(きぐ)する。同町の黒豚農家はレストランなどに肉を直接販売。解体処理もできず在庫薄状態に陥っている。「当初の解除予定は20日ごろ。そこまでなら持ちこたえられると思っていたが」と落ち込む。
5月に入り豚の感染疑いが続いていることも脅威だ。豚は牛に比べてウイルス潜伏期間が長く、排出量も牛の100倍から千倍とされるからだ。
自治体は消毒を強化、侵入防止に躍起だ。一部が制限区域の伊佐市は、5日夕から県道沿いに消毒ポイントを新設。志布志市は6日、飼料会社に向かう運搬車などの消毒ポイントを志布志港第2突堤に設けた。
国は、宮崎県と隣接3県のすべての偶蹄類飼養施設を対象に全額国庫負担による消毒を指示。鹿児島県は消石灰4300トン、塩素系消毒薬3.3トンを手配し、11〜31日に離島を含む農家への配布・散布を完了させる体制を整えた。制限区域周辺に県が設けた7カ所の消毒ポイントでは近く、対象を家畜関連車両から一般車両に拡大する予定という。
県畜産課は「土俵の際の際に立っている。何としても押しとどめる」と、対策徹底を呼びかけている。
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