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初級編 -1枚に圧縮してバックアップ- |
オリジナルのままバックアップする解説です。メニューや特典映像なども含めたバックアップです。初めての方などを対象にしています。 通常DVDは2層ディスクが多いです。ですからこれらのDVDをバックアップするには 1.記録メディアに収まるようにデータを圧縮する。 現在では、この2通りしか方法がありません。どちらの方法もお互いにメリット・デメリットがありますから、場合に応じて選択するほうがいいでしょう。
個人的には1枚にバックアップする方法をお勧めします。分割した場合は、やはりメディアが2枚必要になりますので高コストですし、鑑賞中にディスクを入れ替える必要があるからです。 |
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DVD Shrink (フリーソフト)はVer. 3.1.7 日本語版で説明します。
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DVD Shrinkを起動してみましょう。インストール手順はこちら
初めて起動したときは圧縮する目標サイズを設定します。(しなくても可)
デフォルトのままでもOKなのですが、品質のいい国産の記録型DVDを使用する場合は、デフォルトの4,464MBからもう少し増やしても保存することが出来ます。「Costom」を選択し、変更してください。私の場合は4,472MBにしていますが、容量オーバーで記録できなかったことはありません。もう少し増やしても、大丈夫かもしれません。逆に品質の悪い 激安メディアに記録する場合は4,000MB程度に抑えたほうがいいかと思います。
●DVDを読み込む
DVDドライブにメディアを挿入し、「ディスクを開く」をクリックします。
該当するドライブを選択し、「OK」をクリックします。
タイトルの分析が始まります。タイトルの容量やPCの性能によって異なりますが、しばらく時間がかかります。「ビデオプレビューを有効にする」にチェックを入れると分析中の映像を見ることが出来ますが、分析時間が少し長くなるので、早く終わらせたい方はチェックをはずしてください。
解析後の画像 このサンプルでは自動圧縮設定で音声、字幕は全て残す。
といった感じになっています。 続けて「詳細な分析」をクリックします。
必ずやる必要はありませんが、圧縮後の画像に影響しますので、なるべくきれいに保存したい場合はやったほうがいいでしょう。
この分析にもしばらく時間がかかります。分析後は、先ほどの圧縮率など少し変化する場合があります。
「詳細な分析」が完了後、 この設定でよければ「バックアップ」をクリックします。 今回の場合、メインムービーの圧縮率53.0%となり約半分に圧縮してしまうため、かなり画像が汚くなる恐れがあります。また、音声や字幕は圧縮することが出来ません。つまり純粋に映像部分だけで53.0%に圧縮されてしまうということです。ですから不要な音声や字幕を削除したりして、圧縮率を下げます。
音声
音声内容の確認方法はメイン画像の映像プレビューのところで右クリックすると音声が選択できますので、そこで確認してみてください。また個々のタイトルで音声仕様も異なるので必ずしも今回と同じとは限りません。DTS音声がないタイトルも存在します。
字幕
今回は 音声:1.AC3 5.1-ch 英語 のみ残す設定にしたところメインムービーの圧縮率が78.3%になりました。
不要な音声・字幕削除後の状態
この設定でよければ「バックアップ」をクリックします。 もっとメインムービーの圧縮率を少なくしたい場合は「自動」圧縮ではなく、「手動」で圧縮率を変更 させることも出来ます。今回は、特典をもっと圧縮してメインムービーの圧縮率を上げてみます。
特典の項目を選択し、「カスタム」に変更します。
特典のみ「カスタム」にしたのでメニューとメインムービーは連動して自動的に圧縮率が変わるようになります。
スライドバーを動かして希望の圧縮率に変更します。今回70.5%に設定してみたときの各項目のサイズはこうなります。
メニューや特典など、メインムービー以外の項目を手動設定することで自分好みの圧縮率をいろいろ設定してみてください。
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エンコード設定が終わったら「バックアップ」をクリックします。
出力先デバイスの選択: DVDファイルの出力フォルダを選択: VIDEO_TSとAUDIO_TSフォルダを作成する:
リージョンコードを指定します。 民生機で再生可能なコードを指定します。通常コード2を選択すればいいかと思います。またはリージョンフリーを選択します。 配給先ID:
品質を向上させるため、バックアップ前に詳細な分析を実行する: バックアップを低優先度モードで実行する: バックアップ終了後にPCをシャットダウンする: 終了時に音声を鳴らす:
ボリュームラベル: 書き込み速度:
全ての設定が完了すれば「OK」をクリックします。
エンコードが始まります。完了までにしばらく時間がかかります。
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作成したバックアップファイルはPC上では再生できるが民生機では再生できないといったことが起こるので、ライティング前に再生可能かどうか確認します。ここではIfoEditを使用します。 IfoEditを起動します。インストール手順はこちら
起動後、「開く」をクリックして先ほど作成したフォルダ内の「VIDEO_TS.IFO」ファイルを開きます。
PC内の各種フィルタ類が読み込まれます。そのまま「OK」をクリックします。
使い方は見ればわかると思います。メニューのリンク先や音声の選択などいろいろと再生確認すればいいと思います。単純に圧縮した場合は、あまり不具合は出ないと思いますが、特典映像を削除した時などにセクタが狂ってしまった場合は、エラーが出やすくなります。 セクタの修復方法 DVD再生を一旦終了させます。
「VTSセクタを取得」をクリックします。
IFOファイルを自動で更新保存してもいいかと聞いていますので「はい」をクリックします。
VMG_PTT_SRPTのセクタが新しく更新されました。「OK」をクリックします。
VMGI_MATのセクタが新しく更新されました。「OK」をクリックします。
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作成したデータを記録型DVDに保存します。民生機で対応している規格のものを選択してください。DVD-Rなら大抵の機種で可能かと思います。書き換え可能なDVD(DVD+RW、DVD-RW)が再生できる機種であれば、ためし焼きに使うのもいいと思います。
ここではB's Recorder GOLD 5 Ver. 3.43を使って解説します。B's Recorder GOLD
5は最新バージョンにアップデートしておいてください。 B's Recorder GOLD 5を起動します。
補助メニューの「データ」からでも可能ですが今回は閉じます。
緑枠部分に作成した 「ディスクアットワンス」にチェックを入れます。 ボリュームラベル(DVD名)を変更するには「データ(MODE1)」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
「ボリューム名称」を任意の文字(DVDのタイトル名など)に変更します。
ボリュームラベルを「MOVIE_01」としてみたところです。
DVDドライブにブランクメディア(新しいディスク)を挿入し、「書き込み」をクリックします。
オンザフライ方式なし、ベリファイ、コンペア共に使用すると、書き込み時間が長くなります。 選択が終わったら「開始」をクリックします。
書き込みが始まります。DVD-Rに4倍速でオンザフライ方式、ベリファイ、コンペアなしで約15分程度かかります。
書き込みが完了しました。早速、民生機で再生確認してみてください。 イメージファイル(ISO)形式のライティング方法 ライティングソフトがDVD-VIDEO規格に対応していない場合や、どうしてもうまく焼けない場合などはこの方法で保存してみてください。イメージファイル形式なら大抵のソフトが対応していると思います。あくまでもISOファイルをデータ(ファイル)として記録するのではなく、イメージとしてライティングするということです。 あらかじめ、DVD Shrink でバックアップ時にイメージファイル形式で保存しておきます。 B's Recorder GOLD 5を起動します。
緑枠部分に該当するファイルをドラッグ&ドロップします。 後は「書込み」と同じ作業です。 なお、イメージファイルは「DAEMON TOOLS」という英語のソフトを使えば、仮想DVDメディアとして、使用することが出来ます。
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