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VobBlanker


このソフトはDVDのバックアップ時に特典映像や警告ロゴなど、不要な部分をタイトル単位(PGC)ごとに削除(ダミー置換)できるフリーソフトウェアです。ある程度、DVDの構造が理解している方や今まで手動で削除していた方には大変便利なツールです。 VTSってなに?VOBファイルとは?という方はDVD構造の解説を参照してみてください。
メニューファイルの置換できるTitleSetBlankerと使い分ければいいと思います。TitleSetBlankerはVTS単位の置換でしたが、VobBlankerはPGC単位(Ver 1.4.0.1よりセル単位でも可能)ですのでより細かいダミー化が可能になります。 なお、このような編集ソフトはDVD Shrinkなどの圧縮ツールを使用する前に使用すると効果的です。
 


日本語化 v1.0.0.8 第3版のスクリーンショット


インストール 使用方法
Ver1.1.0.1の新機能 Ver1.2.0.2の新機能 Ver1.3.0.3の新機能 Ver1.4.0.1の新機能
Ver1.5.0.4の新機能 Ver1.5.0.6の新機能 Ver1.5.0.8の新機能 Ver1.5.1.0の新機能
Ver1.6.0.1の新機能 Ver1.6.0.2の新機能    


インストール

公式HPより本体をダウンロードします。

ダウンロードしたZIPファイルを適当な場所に解凍します。

特別インストール作業はありません。VobBlanker.exeを実行するとソフトが起動します。

日本語化したい場合はこちらからパッチをダウンロードします。

ダウンロードしたZIPファイルを適当な場所に解凍します。

  解凍したフォルダ内に2つのファイル
 VobBlanker_v*.*.*.*_JP.EXE
 readme_JP.txt
本体のあるフォルダにコピーします。

VobBlanker_v*.*.*.*_JP.EXEを実行してパッチを適用させます。

適用させる日本語パッチは本体ファイルと同じバージョンでしか適用させることが出来ません。必ず本体バージョンと同じパッチを使用してください。

バージョン1.1.0.1よりプレビュー表示させるのに実行ファイルが増えていますが、こちらも同時に日本語化されます。

 

 

  オリジナル実行ファイルのバックアップを保存し、新しく実行ファイルが作成されます。

VobBlanker.exeを実行すると日本語化されたものが起動します。

オリジナルの英語版に戻すにはVobBlanker.exeを削除し
VobBlanker.OLD
VobBlanker.exeにリネームします。

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使用方法

実行ファイル(EXE)をクリックしてソフトを起動させます。
あらかじめ、使用したいDVDタイトルをハードディスク内にリッピングしておき、削除したい部分のDVD構造を調べておきます。

今回解説するタイトルの使用例:
VTS_03内にある予告映像、PGC2、3を削除する。

 

入力元フォルダ」にハードディスク内にある変更したいDVDタイトルの「VIDEO_TS.IFO」を「参照」をクリックして指定します。

出力先フォルダ」に変更後のDVDタイトルを保存する場所を「参照」をクリックして指定します。

 

緑枠内の「タイトルセット情報」にはDVD情報が表示されます。

タイトルセット VTS別のVOBファイル名
タイトル数 VTS内のPGC数
初期サイズ ファイル読込み時のVTSごとのファイルサイズ(メニューファイルも含む)
メニューサイズ VTS_**_0.VOB(メニュー)のファイルサイズ(音声・字幕を含む)
出力サイズ 出力時のファイルサイズの合計
フォーマット形式 映像信号方式・アスペクト比・画面解像度
音声数 収録されている音声の数
処理

最終出力するか、しないかの表示

DVDタイトルがマルチアングルの場合は初期ファイルサイズ等が正しく表示されない場合があります。

 

赤枠内の「選択タイトルセットのPGC詳細」にファイルの詳細情報が表示されます。

PGC番号 VTS内のPGC番号
TTN 各VTS内のタイトル番号
VMGの連番 VMG内のタイトル番号(ディスク全体のタイトル番号)
初期VOB-ID 1番最初のVOB-ID
Cell数 セルの合計数
再生時間 映像の再生時間
サイズ PGCのファイルサイズ(音声・字幕を含む)
処理 設定した内容を表示(変更なし・ダミー化・映像入替・音声削除)
cellの再使用 セルlが再使用されているかどうか
アングル数 アングル数。マルチアングルの場合は2となる。
入替えファイル名 映像を入れ替えた場合のファイルパス

 

変更したいタイトルセットを選択します。

未出力」のボタンは「出力先フォルダ」に出力しないという機能です。変更しないVTSファイル(VOB)は「未出力」にしておかないとただ単にコピーするだけですから、処理時間短縮させるためにも、出力させないほうがいいと思います。出力させない場合は、該当するタイトルセットを選択し、「未出力」をクリックします。
 今回は、VTS_01・02・04は変更しませんから「未出力」にしました。「出力」に戻したい場合は、該当するタイトルセットを選択し、「戻す」クリックします。
 ハードディスクに余裕があり、かつ出力先に完成品を出力したい場合は、変更しないVOBファイルも全て出力してもいいかもしれません。但し、マルチアングルな本編は出力するとDVD構造が壊れてしまいますので、出力しないほうがいいでしょう。(Ver1.2.0.2時点)

 

変更したいPGCを選択します。

削除したいPGCを選択し、「ダミー置換」をクリックすると該当PGCが削除(短い再生時間の黒画像)の設定になります。また、ここで「映像入替」をクリックすれば、別の映像に入れ替えることも可能です。この場合は、該当するファイル(VOB)を選択します。但し、入れ替える映像は元の映像のcell数 と同じでなければ、入れ替えることは出来ません。
 今回はPGC02,03なので処理が「ダミー化」に変化します。

 「プレビュー」は映像確認できるみたいですが、今のところ(Ver1.0.0.8)ではまだ実装されていないみたいです。

 「音声処理」をクリックして、不要な音声を削除することも可能です。ですがあえてこのソフトで削除する必要はないと思います。 音声情報も修正されないみたいなのでDVD Shrinkなどで削除するほうがいいでしょう。

削除したい音声のチェックをはずします。

 

各設定が終われば「実行」をクリックします。
出力先へ指定したフォルダにファイルが出力されます。左の各オプションはチェックを入れておいた方がいいでしょう。

処理が完了したら、出力先のフォルダ内に変更した各ファイルが出来上がっているはずです。そのファイルを入力元のフォルダに上書きコピーします。 上書きされるファイルのオリジナルは事前にバックアップを取っておくことをお勧めします。または、ハードディスクに余裕がある場合は、未出力にしたファイル(VTS_01・02・04)を出力先フォルダに全て出力させると出力先フォルダには変更したタイトル一式が出来上がっているはずです。

再生確認し、セクタが狂ってしまった場合は、IfoEditで修正してみてください。
また、Vobblankerで編集・出力したファイルは、セルの再生時間の情報が狂います。(バージョン1.6.0.1よりこのバグが修正されました。)再生には問題がないかと思いますが、オリジナルに戻したい方はこちらを参照してみてください。

 

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タイトルによって、うまくいかないものもありますので必ずバックアップを取り、削除する前に映像の確認することをお勧めします。 マルチアングルやインターリーブは未対応のためこれらを含むVTS内の変更をした場合はうまくいかないと思います。 たとえばVTS_01のPGC1が本編でマルチアングルの場合、VTS_01のPGC2を削除したい場合など。


 


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