出世意欲 日本は米国より低い
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出世意欲 日本は米国より低い

5月9日 8時7分

現在働いている会社でより上の役職で仕事をしたいと考えている人は、アメリカでは60%に上るのに対し、日本では30%余りにとどまっていることがNPOの調査でわかりました。

これは企業に対し人材の活用策を助言している東京のNPO法人GEWELが、去年12月からことし2月にかけて、日本とアメリカであわせて4000人を対象にインターネットで調査したものです。その結果、「より上の役職で仕事をしたい」と答えた人は、アメリカでは60.7%に上ったの対し、日本では半分の30.9%にとどまりました。また、「自分の仕事の能力に自信がある」と答えた人はアメリカでは94.6%だったのに対し、日本は45.9%と半数に届きませんでした。さらに「国際的に活躍したいか」という問いに対し、日本では59.8%が「いいえ」と答えました。今回の調査結果について、GEWEL代表理事の堀井紀壬子さんは「世界中で優秀な人材を集めることにいろんな会社が一生懸命になっている。日本人だけのある種同一集団でやってきた殻を打ち破って、さまざまな能力を持っている人を活用しないと日本企業はますます厳しいことになると思います」と話しています。