2452-84967-616(五月)7日午後、官邸では鳩山由起夫の要請を「住民の反対」を理由に、徳之島三町長が断固基地受け入れに反対を表明したので、5月中の決着は、絶望的となった。、、、と時事、共同は第一報を伝えた。

「予定稿」どおりになって、各社さぞお喜びだろう。取材する前から原稿が出来ている、これをマスコミではニュースというらしい。予定調和をニュースと呼ぶのなら、あらゆる儀式はニュースなのだろう。儀式もいろいろで、神社仏閣の恒例の祭りから、連休の風景までふくめて、子供のコメント「おもしろかった」「ためになりました」「おいしかった」を拾い編集し、毎年同じ事を繰り返している。毎年、年末になると養老院の餅つき大会があり、「皆つきたてのお餅をほおばり、舌鼓を打っていました」とアナウンサーが言う。半世紀前の言い回しを「鼓」とう楽器を触ったこともない若い娘が「恒例」だから言っているだけだ。こういう予定調和をつづけるのなら、去年の映像を流しても同じことだ。それで「ニュースでござい」と言ってNHKは課金できるのだから、いかに「癒着商売」が楽かを、物語っている。なにへの隷属、癒着かって?それは行政に決まっているだろう。その行政を司っている官僚はなんに隷属しているかって。

チョット古いが、それは「あたりphoto10前田のクラッカー」・脱脂粉乳で育ててくれた「占領軍」に決まっているではないか。アメリカのシナリオライターはハリウッド仕込み、「住民のエゴ」を利用した「本土と沖縄」の国内分裂工作には手馴れたものだ。マスコミの刷り込み、政府の迷走、予定調和のシナリオと演出は流石である。とくに小憎らしいテクニックは本土と沖縄の間の南西諸島を候補地に持ってきたことだ。南西諸島で徳之島はご存知のように、1950年代に北緯27度で日本に帰属したのであって、アメリカの線引きでは、終戦直後は琉球の一部であり「大和」ではなかった。この徳之島という地がアメリカの作戦に包括されることを見越しての鳩山のパフォーマンスであるとしか思えない。

隷属の卑屈さはシナリオライターの意図を超えて、覚えめでたくあろうとすることだ。黒人を差別するプアーホワイト、朝鮮人を弾圧する部落民、いわゆる「職制」をおいて「下層」が「最下層」を弾圧する仕組みは、権力の常道であり歴史的にも枚挙の暇がない。

「琉球」沖縄だけに基地負担を押し付ける徳之島という「やまと」という図式を作り、本当に向かうべき敵・権力その先にある宗主アメリカを隠してしまう思惑に鳩山を屈させてはならない。

官僚いいなり外務省の外交はふがいない、沖縄辺野古基地反対、徳之島移設反対、普天間の危険除去、アメリカいいなりの鳩山やめろ!、、、
とシュプレヒコールを挙げてどうする。鳩山が辞めて、菅なら解決する?自民党なら解決する?

反対するのは簡単、まして自民党時代のように隷属には戻りたくない。

それが民意なら、鳩山を民意に従わせるしかないだろう。アメリカとの蜜月で甘い汁を吸ってきた連中に洗脳されるなと鳩山に注意するしかないだろう。もちろんそうするには、相手の恫喝に屈しない国民の強固な
意志が必要だ。

沖縄の基地は反対だけど自分の家の前に越してくるのはイヤ、と言うのなら、基地をなくしてしまえばいいだろう。度胸さえ決まればビビルことはない。ビビルからヤクザにショバ代を取られるのだ。