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宮崎県の口蹄疫、風評被害防止に尽力 感染経路特定難しく (1/2ページ)
このニュースのトピックス:東国原知事
宮崎県で発生している家畜の伝染病、口蹄(こうてい)疫。殺処分される牛や豚などは過去最大規模の計約2万8千頭に上っている。農林水産省や県では感染拡大を防ぐとともに、風評被害対策にも力を入れる。感染経路の究明も急がれるが、特定は難しいもようだ。(高橋裕子)
■店頭表示の調査
「宮崎県の農業生産額の60%が畜産であり、各方面への大打撃になる」
4月27日、宮崎県の東国原英夫知事が東京・霞が関に赤松広隆農林水産相を訪ねてこう話し、「都市の宮崎牛専門店の一部で、予約のキャンセルがある」と影響の一端を硬い表情で明かした。
口蹄疫の発生が確認された4月20日、農水省や県は家畜の移動制限や消毒などの防疫措置とともに、風評被害対策にも着手。スーパーや精肉店など小売店の業界団体に冷静に対応するよう通知した。さらに、「宮崎産は使っていません」などと、消費者に危険を誤解させる店頭表示がないか調査を始めた。