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温泉街の店を紹介 3種類の地図を作製 いわき湯本温泉

湯本温泉街で楽しめる「食」の情報を盛り込んだ3種類の地図

 いわき湯本温泉(いわき市)の旅館や飲食店などの若手経営者らでつくる町おこしグループ「de le 助人(でれすけっと)ゆもと」が、B級グルメなどを提供している温泉街の店を紹介する3種類の地図を作製した。「食」を接点に観光客と地元住民に交流を深めてもらい、地域全体のにぎわい創出を目指す。

 地図は37店の安くておいしいメニューを盛り込んだ「B級ぐるめ」、500円以下の昼食を出す19店を集めた「1(ワン)コインランチ」、1000円の晩酌セットを用意する51店の「英世ちゃん晩酌」。いずれもカラーのB4判で、イラストを交えて親しみやすい手書き風に仕上げた。
 グループは2006年、メンバーが温泉街を歩いて、隠れた名品や名物商店主といった情報を集め、「街中お散歩マップ」を作った。住民が知らない情報も多く、観光客だけでなく、地図を片手に歩く住民の姿が目立つようになったという。
 今回の地図は拡充版で、各1万枚を作製。各旅館やJR湯本駅、地元の観光施設などで配布している。
 「助人」メンバーで、いわき湯本温泉旅館協同組合理事長の小井戸英典さん(54)によると、宿泊客の中には温泉街の飲食店で食事をする素泊まりの客も増えている。
 小井戸さんは「宿泊客を街にいざない、住民には地域の隠れた食や魅力を探してもらう。そこから会話や交流が生まれ、『湯本ファン』が増えてほしい」と話している。


2010年05月08日土曜日

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