8日夜、名古屋市の14階建てのマンションの駐車場で、13階に住む3歳の男の子が倒れているのが発見され、死亡が確認されました。警察は、男の子が部屋のベランダのさくを乗り越え誤って転落したとみて、事故の状況を調べています。
8日夜10時前、名古屋市中川区尾頭橋の14階建てのマンションで、「子どもが転落した」と、住民から消防に通報がありました。警察によりますと、転落したのはマンションの13階に住む成田康子さん(27)の長男、眞來くん(3)で、全身を強く打ち、病院で死亡が確認されました。眞來くんは、成田さんと祖母の3人で暮らしで、当時部屋にいっしょにいた祖母は、警察の調べに対して「30分ほど風呂の掃除していて部屋に戻ると、それまでDVDを見ていた眞來くんの姿が見えなくなっていた」と話しているということです。ベランダには、高さおよそ1メートル20センチの鉄製のさくがあり、さくには眞來くんがよじ登ったような手の跡があったということです。このため警察はさくを乗り越え誤っておよそ30メートル下の駐車場に転落したとみて、事故の状況を詳しく調べています。