慶尚南道巨済市は7日、長木面テゲ村にある金泳三（キム・ヨンサム）元大統領の生家横に設立した記録展示館を、「両親の日」に当たる8日にオープンすると発表した。当初、巨済市は先月9日に開館式を行う予定だったが、哨戒艦「天安」の沈没事故により日程を延期した。正式な開館式は6月2日の統一地方選挙の後、別途日程を調整し、金元大統領などが出席する中で行われる予定だ。

　金元大統領の記録展示館は、50億ウォン（約3億9615万円）の事業費をかけ、1347平方メートルの敷地に地上2階、延べ面積740平方メートルの規模で建てられた。建物の形態は、金元大統領の雅号である「巨山」の「山」の字を形象化し、1階の入り口には大統領就任当時の大統領府（青瓦台）の記者会見場と、金元大統領が就任式で宣誓している姿のろう人形が展示されている。

　展示館の営業時間は午前9時から午後6時、入場料は無料で、毎週月曜日と旧正月、秋夕（チュソク、韓国の旧盆）が休館日となっている。また、記録展示館のオープンと同時に、ホームページも新たに開設された。

昌原＝姜仁範（カン・インボム）記者