サッカーW杯:朴主永が負傷、ギリシャ戦ピンチ(上)

太もも負傷で全治3週間、代表の戦術に大打撃

 6月11日のサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を控え、韓国代表のFW朴主永(パク・チュヨン)=ASモナコ=が太ももを負傷し、全治3週間と診断された。ASモナコのギー・ラコンブ監督は7日、AFP通信とのインタビューで「朴主永が右太ももを負傷し、最低でも3週間の休養が必要」と語った。昨年11月からハムストリング(大腿後部筋肉の総称)のけがに悩まされていた朴主永だが、今回も同部位が3センチほど断裂したという。

 エース朴主永の負傷で、韓国代表は「非常事態」に陥った。W杯への影響は避けられない見通しだ。朴主永は6日に帰国し、韓国で休養しているという。

戦列復帰はいつ?

 太ももの負傷で全治3週間との診断だが、体力と感覚を取り戻す時間を考えると、コンディションが完全に回復するには5週間ほど必要だろう。W杯初戦となるギリシャ戦(6月12日)まで35日。順調にリハビリを行えば、何とか間に合う可能性もある。

 2002年、06年のW杯で代表チームの主治医を務めたユナイテッド病院のキム・ヒョンチョル院長は、「ハムストリングが完治しない状態で出場を続けていたため、けがが再発したようだ。全治3週間との診断だが、無理をすれば悪化する可能性もある」と警告した。

 だが、負傷から予想以上に早く回復する選手もいる。02年の韓日大会当時、李栄杓(イ・ヨンピョ)は本大会直前にふくらはぎの肉離れで全治3週間と診断されたが、リハビリが奏功し、10日余りで回復した。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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