金総書記訪中:『紅楼夢』見ずに帰国(上)

日程の疑問点を検証

【疑問点】

1、『紅楼夢』を見ずに急きょ帰国

2、中国側の見送り車両、わずか5分で北京駅離れる

3、距離730キロの瀋陽まで16時間半、途中で人工透析か

4、車で鴨緑江越え

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記による訪中は終わったが、さまざまな異変や疑問点が指摘されている。

 金総書記は北京滞在最終日の6日夕、中国の指導部と北朝鮮のピパダ(血の海)歌劇団の公演『紅楼夢』を観覧するとみられたが、見送られた。金総書記は同日、夜を待たずに北京を発った。

 これまでの中朝外交では、最高指導者が共に公演を観覧するケースがしばしばあった。昨年10月に訪朝した温家宝首相も金総書記と『紅楼夢』を観覧した。今回も、公演が金総書記の訪中期間に計画された点、中国中央テレビ(CCTV)が数日前から公演を紹介していた点、中国政府が6-7日の入場券を買い占めた点などから、両国の指導者による観覧が有力視されていた。観覧が見送りとなった背景について、外交関係者は北朝鮮側にとって首脳会談の結果が不満な内容だったからではないかとみている。

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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