韓国の女子高生、結婚願望が低い!?

 韓国引退者協会がソウル在住の中・高校生1039人を対象にアンケート調査を行った結果、男子生徒は4人に3人(76.4%)が「将来必ず結婚する」と答えたが、女子生徒は半数程度(55.6%)が「必ず結婚する」と答えた。「結婚したら必ず子どもをつくる」と答えたのは、やはり男子生徒(69.5%)が女子生徒(59.7%)より多かった。

 結婚したくない理由として、男子生徒は経済的な負担を、女子生徒は家事や育児の負担を多く挙げた。男子生徒の回答としては「お金がかかる」(43.9%)、「一人が楽だ」(33.3%)、「そのほか」(18.7%)の順だった。一方女子生徒は、「一人が楽だ」(42.5%)、「お金がかかる」(18.3%)、「子どもを産みたくない」(13%)の順だった。

 韓国女性政策研究院のアン・サンス研究委員は、「職場や学校では男女の役割の区分がなくなっているが、家では依然として女性に家事や育児の負担が集中しているため、このような結果が現れた」と述べた。

 男子生徒は父親の人生を見て、「就職して職場で生き残らなくてはいけない」と考え、負担に思っている。女子生徒はこれに加え、母親の人生を見て、「苦労して就職しても、職場での生存競争に耐えながら、育児までしなくてはならない」と、強いプレッシャーを感じているということだ。

金秀恵(キム・スヘ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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