ドンゴン&ソヨン結婚で関連企業「ホクホク顔」

 ブルガリ・コリアのペ・ジイン部長は最近、猫の手も借りたいほど忙しい。理由は、チャン・ドンゴン&コ・ソヨン夫妻がハネムーンの場所として「バリ・ブルガリ・リゾート」を選んだことで、その問い合わせが殺到しているからだ。

 同リゾートは2006年にオープン。一般室は1泊70-80万ウォン(約5万5000-6万2000ウォン)ほどだが、同夫妻は最高額の8000ドル(約71万円)のビラに宿泊すると思われる。同部長は「チャン・ドンゴン&コ・ソヨン夫妻は“割引”よりも“セキュリティ”を望んだことから、割引のない“ブルガリ・ビラ”に泊まることになった」と説明した。

 ブルガリ以外にも目を細めている企業がある。ワイン専門輸入企業のナラ食品がそれ。同夫妻の結婚式の際に提供されたワインが同社の「バソ」(赤)と「ファー・ニエンテ」(白)だったからだ。ワイン愛飲家でもある両者は、新羅ホテルが提示したワインリストの中からこれらを選んだ。

 「バソ」は、雲山グループの李喜祥(イ・ヒサン)会長が米カリフォルニアのナパ・バレーに設立したワイナリー「ダナ・エステート」で生産されているワイン。一方「ファー・ニエンテ」は、ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)元代表が米訪問時に同ワインを探したことから、韓国で有名となった商品だ。価格は両ワインとも15万ウォン(約1万2000円)台だ。

 同夫妻は結婚式後も話題を振りまいている。特に新婚旅行ファッションが人気を集めている。チャン・ドンゴンの「新婚旅行バッグ」として知られるイタリア製の「バレクストラ」は、昨年10月に新羅ホテルアーケードに店舗をオープンしたばかりで、韓国ではまだあまり有名ではないブランド。新羅ホテルの関係者は「これまでは“知っている人だけ”から購入されていた物だが、突然20-30代の購入客が増えた」と話した。コ・ソヨンのセリーヌのバッグも、300万ウォン(約23万円)台であるにもかかわらず問い合わせが殺到しているという。

 ブランド関係者は「新たに出品されたブランドの場合、『広告用』として芸能人に無料で提供するケースが多い。両者にもいくつかのブランドが提供を申し出た」と説明した。

崔宝允(チェ・ボユン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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