中国サッカー界の八百長疑惑、香港にも飛び火

 中国本土で騒ぎとなったプロサッカーリーグの「八百長」疑惑が、香港にも飛び火した。

 蘋果日報、文匯報などの香港紙は6日、香港の汚職捜査機関である廉政公署(ICAC)が、香港プロサッカー1部リーグの「ハッピーバレー(愉園)」と「フォーウェイ(四海)」で活躍中の中国人選手4、5人を、収賄と勝敗操作などの容疑で逮捕し、取り調べを行っている、と報じた。

 香港のサッカー関係者によると、中国本土の賭博組織が、昨年10月に行われた両チームの試合前に、中国出身の選手にわいろを渡し、勝敗操作を依頼。だが選手らはわいろを拒絶し、香港サッカー協会と廉政公署に申告。また、昨年3月に行われた「ハッピーバレー」と別のプロチーム「プロゴール」の試合で、前半に1-0でリードしていたハッピーバレーが後半終了間際に7分間で4点を失い、5-1で逆転負けを喫したことに関連し、「ハッピーバレーが金をもらって故意に負けた」との情報が提供され、この部分についても調査が行われているという。

 香港では1998年にも、勝敗操作に加担した容疑で、プロサッカー選手6人が拘束されている。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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