朴智星にブンデスリーガ移籍説

英紙「バイエルン・ミュンヘンが移籍金9億円準備」

　16日に行われるエクアドルとの強化試合（ソウル・ワールドカップ競技場）に、朴智星（パク・チソン）＝マンチェスター・ユナイテッド＝、李青竜（イ・チョンヨン）＝ボルトン＝、奇誠庸（キ・ソンヨン）＝セルティック＝らサッカー韓国代表の主力を担う海外組のほとんどが出場する。大韓サッカー協会は6日、「これまで所属チームの事情で確定していなかった海外組の選手の出場が、ある程度はっきりした」と明らかにした。

　6日には、スコットランド・プレミアリーグでプレーする奇誠庸が先陣を切って帰国。このところ8試合連続で欠場していた奇誠庸は、所属チームのセルティックと調整し、韓国代表への早期合流が実現した。奇誠庸は帰国後、韓国代表を率いる許丁茂（ホ・ジョンム）監督と面談し、許監督から「試合に1カ月出ていなかったので、体力とコンディションの回復に努めるように」と指示された。イングランド・プレミアリーグでプレーする朴智星と李青竜は12日ごろ帰国し、代表チームに合流する予定だ。

　一方、代表の主力FW朴主永（パク・チュヨン）＝ASモナコ＝と李根鎬（イ・グノ）＝磐田＝は、エクアドル戦に出場しない見込みだ。最近太ももを負傷した朴主永は、15日にフランス・リーグ最終戦が予定されており、李根鎬は16日午後2時から、Jリーグの試合に出場しなければならない。同じくJリーグでプレーするDF李正秀（イ・ジョンス）＝鹿島＝と郭泰輝（クァク・テフィ）＝京都＝もリーグの日程上、エクアドル戦への出場は難しい。29日にリーグが終了する中国プロサッカーの安貞桓（アン・ジョンファン）＝大連実徳＝は、代表への早期合流に向け所属チームと調整中だ。

　代表メンバーは10日、国内組をメーンとして京畿道坡州市の国家代表トレーニングセンター（NFC）に召集され、エクアドル戦を終えた後、22日には日本の埼玉県に移動し、24日の韓日戦に備える予定。

　一方、朴智星には時ならぬ移籍説が飛び出した。英国の日刊紙「デーリーメール」は6日、「ドイツのプロ・サッカー・リーグ、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが、朴智星獲得に向け700万ポンド（約9億4000万円）を準備した」と報じた。だが、朴智星の移籍が実現するかどうかは不透明だ。2012年までマンUとの契約が残っている朴智星は最近、「マンUで引退したい」との思いを吐露した。なお、マンU側は公式な反応を見せていない。

丁世暎（チョン・セヨン）記者