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【格闘技】

公開計量で名城が注文 勝ったらパソコンがほしい

2010年5月8日 紙面から

◇WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ

 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(8日、大阪府立体育会館)の前日計量が7日、大阪市内のヤマダ電機LABI1なんばで行われた。国内では極めて異例となる公開計量。王者の名城信男(28)=六島=とウーゴ・カサレス(32)=メキシコ=がともにリミットの52・1キロで1回でパス。3度目の防衛戦に臨む王者は、ファン約100人の前で、スポンサーのヤマダ電機に「勝ったらパソコンがほしい!」とちゃっかりアピールした。

 カシャ、カシャ、カシャ…。歴史的な光景だった。名城がはかりに乗ると、観客100人は一斉にカメラ付き携帯電話のシャッターを押した。王者はいつもより気合の入ったガッツポーズで応える。「みんな見ているので(ウエート)オーバーできないなと。次も公開でやりたいですね」。一発クリアに安どの表情を浮かべた。

 公開計量は海外ではあるが、国内では極めて異例。JBC安河内事務局長は「計量は全裸になる可能性もあるし、屋外だと天気もある。ただし、一般の人に見てもらえるのはいいこと。意義があった」と説明。六島ジムの枝川会長は「試みとしてはよかった。次は500人集めたい」と鼻息が荒かった。

 昨年9月の対戦は、三者三様のドロー。8カ月ぶりの再戦は決着戦となる。「調整はこれまでで一番。誰が見ても分かる勝ち方がいい。カサレスにKOで勝ちます」と王者は圧勝宣言。そして、スポンサーで計量会場も提供したヤマダ電機にちゃっかりV3のご褒美を“注文”。「ヤマダ電機はよく利用しています。勝ったらパソコンがほしいですね。持っていないので…。パソコンデビューしたいです!」。カサレスを倒して、パソコンデビューすることも誓った。 (森合正範)

 

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