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【ゴルフ】

郷&遼 夢コラボ 究極の世界記録へゴーゴーエール

2010年5月8日 紙面から

前夜祭の記者会見で、お互いの手を合わせ55(目標スコア?)を示す郷ひろみ(左)と石川遼=千葉県成田市のヒルトン成田で(武藤健一撮影)

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 石川遼(18)=パナソニック=が7日、究極の“世界記録指令”を受けた。8日開幕の「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」の前夜祭が千葉県内のホテルで行われ、初日に遼と組むのは、東京中日スポーツ55周年企画の“スペシャルサポーター”を務める郷ひろみに決まった。中日クラウンズで“世界記録”の58をマークした遼に、郷は「次は55を!」と猛ゲキ。世界に羽ばたく18歳へ、郷ならではのエールを送った。

 とことん上を目指してほしい。中日クラウンズで遼がマークした「58」は世界6大ツアー最少スコア。それだけでも十分すごいが、芸能界の大物はまだ「GOサイン」を引っ込めない。郷から遼へ、まさにアッチッチ〜な猛ゲキだ。

 「58の次に目指してほしいスコア? それはやっぱり55ですよ。僕にとってはハーフの目標ですけど」

 さわやかな笑顔で、郷が口にしたハードルは究極の高さ。その難しさはもちろん、郷もよく分かっている。自身も芸能界きってのゴルフ通として知られ、腕前はシングル級。「きっと遼クン自身は数字にこだわりはないと思う」と心情も察している。それでも、あえて報道陣に“リップサービス”したのは、それだけ18歳の可能性を信じているからだ。

 「とにかくすごい。きっと神様からギフトをもらっているんだと思う。それをなくさず、高めていってほしい」

 昨年も前夜祭で、遼に「郷に入りては郷に従え」と、郷ならではの金言を授けた。今年は初日の同組となり、郷は「すごい。今から緊張してきた」と興奮気味。昨年は舘ひろしと回って「立ち居振る舞いが格好良かった」と俳優のオーラに感じ入った遼も、郷とのペアに「エンターテインメント性とか、必ず何か得るものがあると思う」と喜んだ。

 昨年の遼は、この大会で初日にコースレコードの64をマーク。はずみをつけ、以降のツアー快進撃につなげ、賞金王になった。「今年もいいステップアップになればいい。明日が楽しみです」。58よりさらに上へ。究極のゴルファー誕生を願う郷とのラウンドが、今シーズンの遼の新たな活力になる。 (寺西雅広)

 

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