計量後、スパゲティを食べるカサレス=大阪市のヤマダ電機LABI1なんば店
「WBA世界Sフライ級タイトルマッチ」(8日、大阪府立体育会館)
日本初の公開計量が7日、大阪・難波の「ヤマダ電機」で行われた。計量を終えた王者・名城信男(六島)は、「絶好調です」と胸を張った。6日の練習終了後にリミットを100グラム下回っていたほどで「いつも前日は絶食だけど、今回は食事ができました」と満面の笑み。「減量が本当に順調だった。体調がすごくいいんで、できればKOしたい」と自信満々だった。
一方、挑戦者ウーゴ・カサレス(メキシコ)は計量前の検診で体温が37・5度とやや高め。6日の予備検診では38だった脈拍も、69まで上昇していた。それでも「すべて順調。すごく調子はいい」と体調不良を否定。コンビニで購入したナポリタンパスタを平らげ、2リットルのスポーツドリンクを飲み干した。
枝川会長は「カサレスは風邪ひいたんちゃうか」と話し「風邪薬持ってきたったらよかったな。かわいそうに」と気遣う余裕を見せた。名城については「今回はホンマに体調がいい。嫁さんをもらったんがいいんちゃうかな」と“結婚効果”を強調した。
(2010年5月7日)