名城、判定負けで3度目の防衛に失敗 

判定で新チャンピオンとなったカサレスとガックリ立ちつくす名城(中央手前)=大阪府立体育会館(撮影・齋藤雅志)
判定で新チャンピオンとなったカサレスとガックリ立ちつくす名城(中央手前)=大阪府立体育会館(撮影・齋藤雅志)

 「WBA世界Sフライ級タイトルマッチ」(8日、大阪府立体育会館第1競技場)

 王者・名城信男(六島)が同級1位の挑戦者ウーゴ・カサレス(メキシコ)に0ー3の判定で敗れ、3度目の防衛に失敗した。

 両者は昨年9月30日に大阪で対戦し、12ラウンドに渡る打撃戦の末、三者三様のドローで名城が2度目の防衛に成功したが、WBAから再戦指令が出たことでダイレクトリマッチとなった。試合は前回同様、打撃戦となったが、サウスポーにスイッチしての左フックで名城の動きを止めるなど手数、有効打で上回ったカサレスが雪辱を果たした。スコアは117対111が2人、115対113。

 名城は16戦13勝(8KO)2敗1分け。WBO世界Lフライ級王座に続く2階級制覇に成功したカサレスは39戦31勝(22KO)6敗2分け。

(2010年5月8日)

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