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【静岡】視覚障害者のお経唱和に一役 浜松市天竜区のサークルが仏典を点訳2010年4月28日 視覚障害の人も唱和できるようにと、浜松市天竜区の「やじろべえ点字サークル」(松井嘉子代表)は、「般若心経」などの仏典を点訳したファイルを作成した。27日に、同区天竜地域と磐田市豊岡地域の曹洞宗18寺院に1冊ずつ寄贈した。 (間渕文隆) 点訳したのは仏教の経典「般若心経」、「修証義」、「父母恩重経」。昨秋からパソコンの点字ソフトを使って経典を打ち込み、点字プリンターで両面印字して計20枚を1冊にまとめた。 点訳ファイルは天竜地域に多い曹洞宗の寺に贈ることを決め、メンバーらが同区二俣町の栄林寺を訪れて曹洞宗第16教区の教区長を務める桜井孝順住職に寄贈。この日夜は16教区の常会が同寺であり、教区を構成する18寺院の各住職に1冊ずつ点訳ファイルが渡された。 松井代表らは「仏典の点訳は初めて。少しでも役に立てばうれしい」と話し、桜井教区長は「ボランティアで作っていただき、ありがたいことです」と礼を述べた。 同サークルは1978年に結成し、現在メンバーは10人。北区にある養護盲老人ホームの利用者と文通をしたり、楽譜の点訳、福祉関係行事への参加などの活動を続けている。
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