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「日本人ジャーナリストを拘束」 タリバーン報道担当者

2010年4月23日3時35分

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 【バンコク=四倉幹木】アフガニスタン北部で3月末から行方不明になっているフリージャーナリストの常岡浩介(つねおか・こうすけ)さん(40)について、反政府武装勢力タリバーンのアフガン北部の報道担当者が22日、朝日新聞などに「日本人ジャーナリストを拘束している」と述べた。

 解放の条件として、アフガン政府に拘束されている仲間の釈放を要求しているとしているが、常岡さんを拘束している証拠は示さなかった。

 北部バグラン州を拠点とするタリバーンの報道担当者マハブーフ氏が22日、朝日新聞の現地通信員を含む複数の地元メディアに電話などで連絡してきた。同氏は「日本人ジャーナリストを誘拐して拘束し、解放の条件として仲間の釈放を要求している。リストはアフガン政府と日本大使館にすでに送っている」などと話した。

 22日夜現在、アフガン政府は「常岡さんの拘束を示す具体的な情報はない」とし、現地の日本大使館は「この件については一切コメントできない」としている。

 また、タリバーン指導部の報道担当者のムジャヒド氏も「我々の仲間が誘拐したという情報はない」と関与を否定している。

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