トルコの原発計画に日本の参入を 大統領が単独会見【アンカラ共同】トルコのギュル大統領は6日までに、同国最大都市イスタンブールで共同通信と単独会見、同国が進めている原子力発電所建設計画について「日本の技術は大変洗練され、能力がある。ぜひ入札に参加してほしい」と述べ、日本の原子力技術を評価するとともに、積極的な参入を促した。 温室効果ガスの排出を抑える原発の再評価が進む「原子力ルネサンス」の大きな流れの中、中東各国は相次いで原発導入を計画。アラブ首長国連邦(UAE)では昨年末、韓国の企業連合が日米などを抑えてUAE初の原発計画を受注するなど韓国の先行が目立っているが、ギュル大統領の発言は、日本の技術への期待の高さを示したものと言えそうだ。 トルコは、電力需要の増大に対応するため、2017年にも原発第1号機の商業運転を開始したい考え。これまで、地中海沿岸のメルシンでロシアと、黒海沿岸シノップで韓国と、それぞれ基礎調査を進めている。 【共同通信】
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