廃棄分豚肉でカツ重作り販売 コープかながわ神奈川県内で店舗展開する生活協同組合「コープかながわ」のハーモス荏田店(横浜市青葉区)が、廃棄すべき売れ残りの豚肉をカツ重などに調理し、販売していたことが7日、保健所などへの取材で分かった。店の判断で原材料名などを表示せずに販売しており、保健所が経緯を調べている。 コープかながわのほか、静岡、山梨両県の生協も加入する「ユーコープ事業連合」(横浜市)などによると、同店は3月28日、豚カツ用にパン粉を付けた生ロース肉1100枚を仕入れた。 消費期限は当日中で、売れ残りは廃棄する規則だが、同店は残った330枚を冷凍保存し、4月24日までに調理してカツ重とカツ丼として250枚を販売。購入者から「味が酸っぱくて吐き出した」と苦情があり、同店が保健所に相談したが、廃棄分を使ったとは伝えなかった。 また、カツ重などには食品衛生法で義務付けられている原材料名などの表示もなかった。 【共同通信】
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