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<としまえん>「フライングカーペット」から少年転落し重傷

5月7日16時40分配信 毎日新聞

<としまえん>「フライングカーペット」から少年転落し重傷
少年が転落したアトラクション「フライングカーペット」を調べる警視庁の捜査員ら=東京都練馬区の「としまえん」で2010年5月7日、本社ヘリから小林努撮影
 7日午後1時25分ごろ、東京都練馬区春日町1の遊園地「としまえん」で、アトラクション「フライングカーペット」に乗っていた埼玉県立所沢特別支援学校高等部1年の男子生徒(15)=所沢市=が約7メートルの高さから地上に転落し、頭などに重傷を負った。警視庁練馬署が当時の状況や事故原因を調べている。

 アトラクションは「空飛ぶじゅうたん」をイメージした長方形の乗り物。水平の状態を保ったまま振り子のように前後に揺れながら最高12メートルまで上昇し、急降下する。4人掛けのシートが10列あり、動き始める前に両ひざを金属製のバーで固定し、転落を防止する仕組みになっている。

 練馬署によると、アトラクションには当時、同校の生徒8人と引率の男性教諭1人が3人ずつ3列に分かれて乗っていた。負傷した生徒は後方から2列目に生徒3人で乗り、右端に座っていた。運転開始直後に足をバーから抜いて正座し、体を横に傾けたという。操縦室でその様子を見た男性係員が緊急停止ボタンを押した直後に、生徒は後方に投げ出され転落したらしい。

 としまえんを管理・運営する豊島園は「安全バーからひざを引き抜くことは想定外。当面の間、フライングカーペットの運行は休止する」と話している。

 この日は同校の遠足で、高等部1年の生徒29人と教員15人の計44人がとしまえんに来園していた。同校の斎藤清貴教頭は「まだ事故の詳細が分からない。保護者への説明を含めて今後の対応を検討している」とショックを受けた様子で話した。

 フライングカーペットでは92年、試運転中に男性従業員が遊具と床の間に挟まれて死亡する事故が起きている。【神澤龍二、山本太一、内橋寿明】

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最終更新:5月7日23時14分

毎日新聞

 

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