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【社会】

ひこにゃん年収2000万円? 使用料、小売価格3%に

2010年5月8日 朝刊

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 滋賀県彦根市は七日、市の人気キャラクターひこにゃんの図柄と名称の使用を七月から有料化するのに伴い、グッズなどの製造販売業者らから徴収する使用料を、原則として商品の小売価格の3%にすると発表した。

 市によると、市内でのグッズ売上高の推計は二〇〇八年が約十億円、〇九年は約八億円に上った。同様の売り上げが続くと想定して単純計算すると、年間二千万円を超える使用料が市の一般会計に繰り込まれることになりそうだ。

 獅山向洋市長は「ひこにゃんはこれまでも市のPRに貢献してくれたが、もうひと働きしてもらいたい」と話している。

 使用の申請は今月十日から受け付ける。市のホームページからダウンロードした申請書に小売価格や予定生産数などを書き込み、同市に提出。市の代理人弁護士を通じて市と契約し、交付された証紙(一枚一円)を商品一個ごとに張れば販売できる。

 例外として、公共団体の公益的な活動での使用や、出版社や旅行会社が市のPRに利用する場合などは無償になる。

 また、状況に応じて市長が減額を認めるという。

 

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