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2010年5月7日(金) 19:20 |
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笠岡市沖で桜ダイの豊漁続く
サクラダイと言いすと、普通、桜の季節に水揚げされるタイのことをいいますが、ゴールデンウィークを終えた笠岡市沖の瀬戸内海では、今もサクラダイの豊漁が続いています。 一方で、漁師の頭を悩ませるクラゲの数もここにきて増え始めました。
朝8時半、雨雲をやり過ごした漁船が沖合いに向かいます。 漁業歴25年のベテラン、妹尾さんが笠岡市沖に仕掛けた定置網漁に同行しました。 小潮の中、仕掛けた網を引き上げます。 早くもタイの姿が見えてきました。 さらに引き上げると、そこそこどころか網いっぱいにタイがあがってきました。 体長50センチから60センチ、表面がほんのり桜色がかったサクラダイです。 ゴールデンウィークの好天が大漁につながったと考えがちですが、岡山県水産試験場の話では、気温の上昇が水温に反映されるのは概ね1ヵ月後のこと。 それよりも、海流の流れや漁礁の整備が進んだことが理由ではないかと話しています。 一方で、漁が始まった時から懸念されていたクラゲの増殖による漁への影響も徐々に大きくなっています。 クラゲのせいで大物の魚を逃すこともしばしば。 これからますます増えるであろうクラゲに漁業関係者の頭を悩ませる日々が続きそうです。
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